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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
創作方法論
教員名 中上 紀
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 小説などの創作作法を体系的に学び、自分の創作に実践的に反映していきます。
授業のねらい・到達目標 ・さまざまな書き手による短編小説に展開される構成、技法、テーマの深部を理解しながら、自身の作品の創作へと繋げます。
・基本的技術を身に着けることで物語力を高めながら、ほんとうに書きたいこと、核となるテーマへと近づきます。
・合評への参加により、他者作品への批評力、自己作品への客観視点を養います。
・学期の終りには、しっかりした短編小説を少なくとも一作品、書き上げることが出来ます。
授業の方法 ①テキスト(短編小説)に基づいてディスカッションを行います。テーマにより学生主導となります。
②その日のテーマに基づいた演習講義を行います。授業内でのミニ創作や、練習課題作品(自由提出)の指示があります。。
*授業は上記①②を交互に行います。
*基本的に配布するエクササイズ(プリント)に沿って進行します。

③合評は、自由執筆・提出の課題作品が対象です。
④人数により、グループでの創作(授業外で創作)と発表があります。
⑤最終課題(短編小説・提出必須)の提出に向けて、個人指導を行います。
⑥授業以外で執筆した作品なども、希望する場合は指導します。
履修条件 基本的にすべての学生が受講できます。
事前学修・事後学修,授業計画コメント ・教科書(『文学2015』)よりテキスト(主に教科書から)を指示しますので、期日までに必ず読了してください。
・自由執筆・提出の作品は、合評を経て講師や他の学生の意見を参考に手直しし、必須課題(最終課題)として仕上げることが出来ます。
授業計画
1 ガイダンス 
創作エクササイズ
講義「小説のジャンル」
 ・ミニ創作
2 ディスカッション(テキスト「大自然」彩瀬まる・「こたつのUFO」綿矢りさ)
研究エクササイズ
3 「構成の方法 ストーリーテリングと起承転結」
       ・ミニ創作
創作エクササイズ
4 ディスカッション②(テキスト「泥棒」滝口悠生・「藁の夫」本谷有希子)
研究エクササイズ
5 「小説のテーマ 主題と素材」
       ・ミニ創作
創作エクササイズ
6 ディスカッション③(テキスト「蜥蜴」谷崎由依・「あしたまた昼寝するね」川上未映子)
研究エクササイズ
7 「小説の語り手 一人称と三人称」
       ・ミニ創作
創作エクササイズ
8 ディスカッション・テキスト④(テキスト「ガーデン・ノート」鹿島田真希・「悪の花」小野正嗣)
研究エクササイズ
9 グループ創作発表
10 「会話・対話文について」
       ・ミニ創作
創作エクササイズ
11 ディスカッション
(テキスト「神さまに会いにいく」角田光代・「クエルボ」星野智幸・「ミス転換の不思議な赤」多和田葉子)
研究エクササイズ
12 合評
13 個人指導
14 最終課題の提出
15 最終課題作品講評 まとめ
その他
教科書 日本文藝家協会 『文学2015』 講談社 2015年
参考書 日本文藝家協会 『文学2014』 講談社 2014年
中上紀 『熊野物語』 平凡社
中上紀 『彼女のプレンカ』 集英社
日本文藝家協会 『文学2012』 講談社 2012年
日本文藝家協会 『文学2011』 講談社 2011年
日本文藝家協会 『文学2013』 講談社 2013年
・その他、「すばる」「新潮」「群像」などの文芸各誌も参考にしてください。
・講師の他著作
成績評価の方法及び基準 平常点(25%)、授業参画度(25%)、学期末にする短編小説一作品(40%)、グループ創作などへの取り組み(10%)
*授業参画度には授業態度のほか、ディスカッションへの参加度なども含みます。
*平常点には授業内のミニ創作やエクササイズへの取り組みを評価します。


オフィスアワー 授業後またはメールにて。
備考 *上記スケジュールは状況により変更する場合があります。

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