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科目名 平成28年度入学者 |
哲学史特殊講義3 | ||||
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科目名 平成27年度以前入学者 |
哲学史特殊講義3 | ||||
教員名 | 宮原 琢磨 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 近代哲学(十七世紀)論争の展開とその問題点 |
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授業のねらい・到達目標 | 哲学は人間存在への根源的探求の場である。近代哲学の端緒を開いたデカルトをめぐって長い論争の火ぶたが切られたが、本講はそのうちのいくつかの哲学者間の論争を分析し解明してその問題点を抽出し、人間(生命)、自然(宇宙)、そして神(信仰)等のテーマに即して解説する。そしてそれらの論争点が今日の問題とどのように深く関わっているかを講義しながら、質疑応答を通して問題点の理解を深める。 |
授業の方法 | テクストを参照しながら解説し講義を進める。質問は自由。 |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業間の面談にて行う |
授業計画 | |
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1 |
デカルトの『方法序説』の意味 〔準備〕『方法序説』(特に第4部),『省察』を読んでおくこと |
2 |
デカルトの形而上学の特質とその問題点 〔準備〕『方法序説』(特に第4部),『省察』を読んでおくこと |
3 |
ホッブズ・デカルト論争 matérialismet et mécanisme VS dualisme 〔準備〕『省察』第3反論を読んでおくこと |
4 |
ガッサンディ・デカルト論争 matérialisme et atomisme VS dualisme 〔準備〕『省察』第5反論を読んでおくこと |
5 |
アルノー・デカルト論争 1)形而上学的証明の不完全性について 2)神学的真理と科学的真理の意味について 〔準備〕『省察』第4反論を読んでおくこと |
6 |
マルブランシュの『真理の探究(1674/5)』をめぐって 〔準備〕『真理の探究』第3巻第2部「観念の本性」についてを読んでおくこと |
7 |
アルノー・マルブランシュ論争(1683-93) 1 マルブランシュの観念説について 2 アルノーの観念説について 〔準備〕『真理の探究』第3巻第2部「観念の本性」、ならびに『論理学,別名思考の技法』第4部を読んでおくこと |
8 |
アルノーの観念作用説と認知心理学 〔準備〕『真なる観念と偽なる観念』第5,15,16,27章を読んでおくこと |
9 |
ライプニッツ『形而上学(Principe de la Raison suffisante)(1686)』をめぐって 〔準備〕『形而上学叙説』を読んでおくこと |
10 |
アルノー・ライプニッツ論争(1686-90) 1 アルノーの充足根拠律(Maxime de la Raison suffisante)について 2 ライプニッツの充足根拠律(Principe de la Raison suffisante)について 〔準備〕『形而上学叙説』,ならびに『ライプニッツ―アルノー往復書簡』を読んでおくこと |
11 |
充足根拠律の故郷トマス・アクィナス『神学大全』をたずねて 〔準備〕『神学大全』第1部第15,16,17問を読んでおくこと |
12 |
アルノーの知識論1 1)言語の哲学『一般・理性文法』(1660)について 〔準備〕『一般・理性文法』を読んでおくこと |
13 |
アルノーの知識論2 2)論理の哲学『論理学,別名思考の技法』(1662)について 〔準備〕『論理学,別名思考の技法』第2,3,4部を読んでおくこと |
14 |
アルノーの知識論3 3)『真なる観念と偽なる観念』(1683)について 〔準備〕『論理学,別名思考の技法』第1部、ならびに『真なる観念と偽なる観念』第5章を読んでおくこと |
15 | 近代哲学(十七世紀)の哲学論争の中で重要な役割を果たしたアルノーに光を当てることによって、今日まで等閑視されてきた彼の哲学的業績を再評価し、彼が今日の認知科学の先駆者であったことを検証する。 |
その他 | |
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教科書 | 授業中に指示 |
参考書 | 授業中に指示 〔準備〕の読むべきテクストのコピーは前もって配布する |
成績評価の方法及び基準 | 平常点及びレポート点の総合評価(100%) |
オフィスアワー | 授業中に指示 |