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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
東洋史特講1 | ||||
教員名 | 藤原 敬士 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 歴史研究は、実際に起こった出来事(史実)を、観察者あるいは研究者が意味づける(どのように理解し、利用しようとしたか)ことによって成立する。そうした研究・言説を理解するに当たって、誰が、どのような立場から、どのような社会状況の中で意味を付与していったかを考えることは極めて重要である。本講義では、史実が意味づけられる様子を、具体的な事例を取り上げて講義する。導入としてフィリピンにおけるマゼランの死について、その後18世紀の中国広州における貿易に関する研究・言説を取り上げる。 |
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授業のねらい・到達目標 | 誰かによって意味づけられた情報に接した際、その情報の由来、論じる者の立場、社会状況などを踏まえて情報を吟味する思考を獲得してもらいたい。また、歴史学に特徴的なこの分析手法が、日常生活・仕事を営む上でいかに必要かを理解してもらいたい。 |
授業の方法 | 講義形式。 |
履修条件 | 話題は世界史に類するが、日本史・その他の履修者(高校・受験時)でも内容を理解できるよう配慮する。講義の全体を理解するためには、後期の東洋史特講2を併せて履修することが望ましい。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 本講義はレポート提出によって評価を行う予定である。そのレポートを作成するために、授業内で指示する課題を事前・事後の学習としてこなしてもらいたい。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンスー歴史学の力 |
2 | マゼランの死 |
3 | 大航海時代のアジアと西洋 |
4 | フィリピンの近現代史から見る、マゼランの死の意味 |
5 | アジアに向かうヨーロッパ人 |
6 | 「世界史」と広州貿易の通説 |
7 | 同時代人にとっての広州貿易のイメージ |
8 | イームスの研究 |
9 | モースの研究 |
10 | 日本および中国における広州貿易研究の使われ方 |
11 | 1990年代以降の研究 |
12 | 広州貿易研究の総括と課題 |
13 | 東インド会社とヨーロッパの国際関係 |
14 | あるスウェーデン商人にとっての「アジア」 |
15 | 学習のまとめ |
その他 | |
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成績評価の方法及び基準 | 平常点(20%)、レポート(50%)、授業参画度(30%) 平常点は授業内の小レポート等で評価する予定である。 |
オフィスアワー | 質問・相談等ある場合は、まず講義の際に申し出て下さい。 |