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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
日本語史3(言語生活史)
教員名 三原 裕子
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 江戸時代の言語を都市の性格や成り立ち、また江戸で著された滑稽本、咄本他の資料を通して観察することをテーマにする
授業のねらい・到達目標 現在おこなわれている「共通語」のルーツを東京語にもとめ、そのもととなる江戸語を観察する。東京語のどのようなところに江戸語の痕跡が見受けられ、どのように変容したのかを探っていくことがねらいである。
授業の方法 講義を主軸とする
事前学修・事後学修,授業計画コメント 江戸時代を題材とした書物は非常に多く出板されている。授業で取り上げる『浮世風呂』や『東海道中膝栗毛』などを読んでおけば、時代の背景を知ることができ、授業も理解しやすいものとなる。また江戸語の特色として、市民の使う音訛形を学ぶ。基礎的な音声用語を事前に知っておくこと。
授業計画
1 はじめに 江戸時代とはどのような時代か
2 ことばの変化要因 ①
3 ことばの変化要因 ②
4 江戸語の成立 ① 江戸という都市について 都市の性格
5 江戸語の成立 ② 江戸の市民と市民の言語観察-1
6 江戸語の成立 ③ 江戸の市民と市民の言語観察-2
7 滑稽本にみられる江戸語 式亭三馬の作品から ①
8 滑稽本にみられる江戸語 式亭三馬の作品から ②
9 咄本の中の江戸語 ①
10 咄本の中の江戸語 ②
11 さむらいの言葉 ― 類型化されたことば
12 女性たちの言葉 ― 女房詞
13 外国人から見た江戸の言葉 ヘボン・ブラウンと日本語
14 補い
15 まとめ
その他
教科書 教科書は使わない
参考書 西山松之助ほか 『江戸学事典』 弘文堂 1994年 第2版
小松寿雄 『江戸時代の国語 江戸語』 東京堂出板 1985年
沖森卓也編 『日本語史』 おうふう 1997年
授業内で指示する
成績評価の方法及び基準 平常点(10%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(40%)
授業参加度を重視する。特に授業後のリアクションペーパーが評価の重点項目になる。
オフィスアワー 質問・疑問についてはリアクションペーパーに内容を記入

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