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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
日本史基礎実習1
教員名 古川 隆久
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 日本近現代史研究法入門
授業のねらい・到達目標 日本近現代史の研究方法を身に付けることで、充実した卒論を書くための研究能力を養成する。前期は、くずし字(草書)の解読、古文漢文が混じった文章の読解、書簡の年代推定が自力でできることを目標とする。それによって研究の幅を広げることできるからである。
授業の方法 ゼミ形式で草書体史料(くずし字史料)の講読を行う。テキストとしては、政治家、官僚、軍人などの書簡あるいは書類を用いる。
 授業は、毎回指定した範囲(その回の進み具合によって異なるのでその都度示す)までの予習(テキストの文字の解読)をしてもらった上で、質疑応答の形で解読を試みる形で進め、読み下し、音読、現代語訳、書簡の年代推定についても学ぶ。年代推定と現代語訳は報告者を決めて調べてきてもらうが、参加者が多い場合は全員に報告してもらえるとは限らないので、その場合、報告できなかった人には別途レポートを課す。
 毎回かなりの予習復習(やり方については初回に説明する)が必要であり、質疑にも積極的に参加することが必要である。13回目の授業で草書解読力に関する授業内テストを行う。
 指定のくずし字辞典は毎回必ず持参すべし。その他、国語辞典、漢和辞典、古語辞典、あるいはこれらを含む電子辞書専用機の持参も可。
履修条件 日本近現代史の予備知識は問わないが、日本近現代史の研究に積極的に取り組む意志があること。
事前学修・事後学修,授業計画コメント くずし字の解読力をつけるには、綿密な予習、解読結果についての十分な復習をして、くずし方のパターンを覚えることと、くずし字解読用の辞典の使い方を把握することが必要である。したがって、予習復習に十分な時間をかけるよう特に注意すること。具体的な方法は初回に説明する。また、質疑応答に積極的に参加しないと単位取得はおぼつかないので注意すること。13回目の授業で草書解読力に関する授業内テストを行ない、14回目分は課題学習(テスト問題の現代語訳)、15回目はテストと課題学習の解説。
授業計画
その他
教科書 児玉幸多 『くずし字解読辞典 普及版』 東京堂出版 1993年
『くずし字解読辞典』は開講までに各自購入しておくこと。テキストは教員がプリントを配布する。
参考書 各自で国語辞典、漢和辞典、古語辞典も用意すること。手元にあるもので可。授業に持参しなくてもよいが、これらがないと予習復習ができない。電子辞書でも可。
成績評価の方法及び基準 平常点(40%)、授業内テスト(40%)、口頭報告(またはそれに代わるレポート)(20%)
平常点は授業時の発言率。授業内テストは毎授業末尾の小テストと13回目のテスト。
オフィスアワー 古川研究室(2号館9階)にて火曜昼休み。2号館8階の史学科事務室に申し出の上来室すること。

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