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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
美学演習8
教員名 高橋 陽一郎
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 現代美学の基礎文献読解
授業のねらい・到達目標 近代美学のもっとも重要な著作、カントの『判断力批判』を第十三節から講読する。この講読を通じ、①近代的な「美」についての考え方を学ぶとともに、②この著作が書かれた時代の、普遍的であることが信じられた諸藝術を概観する。さらに、③『判断力批判』が現代に対してもつ意義について探求する。本書は、狭い意味での美学的意義を超えて、現代の倫理や宗教に対しても少なからぬ意義を持ちうると思われる。
後期は、「美」思想の後半を扱い、崇高論に至る前の「美」の分析を終えることになる。
授業の方法 輪読形式で進める.
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント カントの思想を十全に理解するために、それぞれの回で問題となっていたことを備忘的に記録することを勧める。また、理解を助けるためにも、質問を大いにされたい。
授業計画
1 ガイダンス:これまでの流れの説明
2 『判断力批判』講読(1)第十三節「感覚的刺激と感動と美」
3 『判断力批判』講読(2)第十四節「実例」
4 『判断力批判』講読(3)第十五節「美と完全性」(1)
5 『判断力批判』講読(4)第十六節「美と完全性」(2)
6 『判断力批判』講読(5)第十七節―カントの近代的イデア論と古代・中世のイデア論―
7 『判断力批判』講読(6)第十七節―近代のさまざまなイデア論―
8 『判断力批判』講読(7)第十七節―イデアと倫理―
9 『判断力批判』講読(8)第十八節「美の様態」
10 『判断力批判』講読(9)第十九・二十節「美の必然性」
11 『判断力批判』講読(10)第二十一・二十二節「共通感覚と美j
12 『判断力批判』講読(11)分析論総注
13 『判断力批判』講読(12)分析論総注
14 『判断力批判』講読(13)分析論総注
15 授業のまとめ―『判断力批判』の美学と現代の倫理―
その他
教科書 カント(篠田英雄訳) 『判断力批判』 岩波書店
参考書 授業中に適宜指示する
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、授業参画度(50%)
毎回出席を取る。出席率が50パーセントに満たない受講生は評価対象外とする。
オフィスアワー 水曜日12:10~13:00、2号館21202

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