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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
倫理学演習5 | ||||
教員名 | 伊佐敷 隆弘 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | カミュ『シーシュポスの神話』を読む。 |
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授業のねらい・到達目標 | フランス人作家アルベール・カミュ(1913~1960)が20代のときに書いたこの本は,「不条理the absurd」という概念を有名にした哲学的エッセイである。カミュによれば,「不条理」とは,「この世界が理性では割り切れず,しかも人間の奥底には明晰を求める死に物狂いの願望が激しく鳴りひびいていて,この両者がともに相対峙したままである状態」のことである。本書は,不条理のもとでどんな生き方が可能なのかを論じたものである。 この本を読み,参加者の間で議論することを通して,「価値とは何か」「意味とは何か」という問題について根本的に考えることがねらいである。 |
授業の方法 | この授業は当番による発表と参加者による議論からなる。当番は2種類,定める。一方の当番は,テキストの担当部分を要約し,疑問点を提起する。もう一方の当番は,テキストに登場する哲学者について調査し,調査結果を報告する。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 次の授業で読む箇所をあらかじめ読んでおくこと。 また,テキストはなるべく早い時期に最後まで読み切っておくこと。 |
授業計画 | |
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1 | イントロ(演習の進め方およびカミュについて) |
2 | 第1章「不条理な論証」1.1「不条理と自殺」を読む。(1) |
3 | 第1章「不条理な論証」1.1「不条理と自殺」を読む。(2) |
4 | 第1章「不条理な論証」1.2「不条理な壁」を読む。(1) |
5 | 第1章「不条理な論証」1.2「不条理な壁」を読む。(2) |
6 | 第1章「不条理な論証」1.2「不条理な壁」を読む。(3) |
7 | 第1章「不条理な論証」1.3「哲学上の自殺」を読む。(1) |
8 | 第1章「不条理な論証」1.3「哲学上の自殺」を読む。(2) |
9 | 第1章「不条理な論証」1.3「哲学上の自殺」を読む。(3) |
10 | 第1章「不条理な論証」1.4「不条理な自由」を読む。(1) |
11 | 第1章「不条理な論証」1.4「不条理な自由」を読む。(2) |
12 | 第1章「不条理な論証」1.4「不条理な自由」を読む。(3) |
13 | 第2章「不条理な人間」の「はしがき」を読む。 |
14 | 第2章「不条理な人間」2.1「ドン・ファンの生き方」を読む。 |
15 | 全体のまとめ |
その他 | |
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教科書 | アルベール・カミュ著・清水徹訳 『シーシュポスの神話』 新潮文庫。 平成18年に改版されているので,古書を購入する場合は平成18年以降に出版されたものを入手すること。 |
参考書 | 井上正 『アルベール=カミュ (人と思想)』 清水書院 2000年 ニーチェ『ツァラトゥストラ』,パスカル『パンセ』,ヤスパース『哲学』,ハイデガー『存在と時間』,サルトル『嘔吐』,キルケゴール『死に至る病』,シェストフ『悲劇の哲学』 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(50%)、当番としての発表(50%) 当番が無断欠席した場合,単位取得は困難になりますので気をつけてください。 |
オフィスアワー | 授業終了時 |