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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
倫理学特殊講義1 | ||||
教員名 | 土屋 睦廣 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | ヘレニズム時代の倫理思想 |
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授業のねらい・到達目標 | 近年目覚しい研究の進展が見られ、その独自の意義が評価されつつあるヘレニズム時代の倫理思想について講義する。ヘレニズムとは、いわば古代地中海世界におけるグローバリゼーションであり、その混沌とした時代状況は今日の我々を取り巻く状況に酷似している。後の西洋思想の源流となるこの時代の倫理思想を学ぶことで、西洋倫理思想の根幹を理解するとともに、西洋の歴史と文化への理解を深めることができる。 |
授業の方法 | 下記の授業計画に挙げたテーマを中心に、歴史的・社会的背景を交えて講義する。毎回、授業の終わりに、コメントカードに授業内容についての疑問点、意見、感想等を書いて提出してもらう。受講者が少人数の場合には、コメントカードの代わりに、口頭での質疑応答を取り入れることもある。積極的に授業に参加することを期待する。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業で紹介した翻訳書・参考書等を用いて、各自の関心に応じて、できるだけ予習・復習に努めること。 |
授業計画 | |
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1 | 導入 講義の目的と概要、資料の問題と文献紹介 |
2 |
古典期までの倫理思想の概観 ポリス市民としての倫理 [準備]古典期までの古代哲学の概要を参考書等で予習してくること。 |
3 |
ヘレニズムとは何か 歴史と社会、時代背景 [準備]ヘレニズム時代について参考書等で予習してくること。 |
4 |
ヘレニズム思想の先駆・小ソクラテス派 メガラ派、キュニコス派、キュレネ派 [準備]小ソクラテス派について参考書等で予習してくること。 |
5 |
シノペのディオゲネス 通貨変造、自足と無為、ノモスとピュシス、世界市民 [準備]シノペのディオゲネスについて参考書等で予習してくること。 |
6 |
エピクロス派(1)認識論、原子論 [準備]エピクロスの生涯と思想について参考書等で予習してくること。 |
7 |
エピクロス派(2)原子論と倫理、快楽主義 [準備]エピクロス派の快楽主義について参考書等で予習してくること。 |
8 |
ストア派(1) 初期ストア派の認識論と論理学 [準備]初期ストア派哲学者の生涯と思想について参考書等で予習してくること。 |
9 |
ストア派(2) 初期ストア派の自然学と神学 [準備]初期ストア派の自然学について参考書等で予習してくること。 |
10 |
ストア派(3) 初期ストア派の倫理学 [準備]初期ストア派の倫理学について参考書等で予習してくること。 |
11 |
ストア派(4) 初期ストア派の倫理学と中期ストア派 [準備]中期ストア派について参考書等で予習してくること。 |
12 |
懐疑派 探究としての懐疑、エポケーとアタラクシア [準備]ピュロンの生涯と思想について参考書等で予習してくること。 |
13 |
新アカデメイア派の懐疑主義、初期ペリパトス派 [準備]アカデメイア派とペリパトス派について参考書等で予習してくること。 |
14 | 課題学習 |
15 | まとめ、ヘレニズム哲学のその後の展開 |
その他 | |
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教科書 | なし。毎回プリントを配布する。 |
参考書 | 授業で詳しく紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(20%)、レポート(80%) 学期末に提出するレポートの評点(80%)に、出席状況、授業態度、コメントカード等を含めた平常点(20%)を加味する。出席が3分の2に満たない者は評価の対象としない。 |
オフィスアワー | 授業終了後 |