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| 科目名 平成28年度入学者 |
生物化学特論II | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 科目名 平成27年度以前入学者 |
生物化学特論Ⅱ | ||||
| 教員名 | 宮川 厚夫 | ||||
| 単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 相関理化学専攻 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 | ||
| 授業テーマ | 脳・神経系を中心に細胞中での受容体やチャネルタンパク質の働きと細胞機能の関係を知るとともに、その研究方法や測定装置の原理について理解する。 |
|---|---|
| 授業のねらい・到達目標 | 生命現象は、多くの酵素やレセプター、イオンチャネルタンパク質、低分子のイオンなどが、これらが働く場である細胞内での行動と相互作用に基づくネットワークが基本になっている。この講義では脳・神経系の細胞機能を中心に、これに関わる分子の作用について理解を深める。 後半では、これらの研究を進めるたに使用された実験法や測定機器の原理について学ぶ。特に、近年、著しい進歩を遂げている光学顕微鏡を利用した研究法について解説する。これらのことを通して、自動化された測定機器をブラックボックス化しないことで、より有効に活用することも目標の一つにしたい。 |
| 授業の方法 | 講義形式が中心になるが、インターネット上のデータベスアクセスなどの簡単な演習も予定している。また、実験法の講義では、測定機器に使用されている、普段目にすることのない部品類の実物を見せたり、簡単なデモなども行う。 |
| 事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業時にプリントを配布することになる為、事後学修をしっかり行ってほしい。事後学修では、ミニレポートの課題や、インターネットを利用した実習も計画しています。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
講義を始めるにあたって 細胞機能とイオン、電気について |
| 2 | イオンチャネルやレセプターの働き、作用 神経伝達などへの関与 |
| 3 |
チャネルタンパク質の構造とイオン輸送機構 各種データベースとアクセス方法 |
| 4 | イオンチャネルとレセプターの種類と分類 |
| 5 |
カルシウムイオンと細胞内シグナル伝達 チャネルタンパク質の構造とイオン輸送機構 |
| 6 | チャネルタンパク質の制御機序 |
| 7 |
細胞タンパク質の相互作用 細胞シュミレーション、ニューロコンピュータ |
| 8 |
生きた細胞・組織の機能と働きを見る方法1 光学の基礎と顕微鏡の原理 |
| 9 |
生きた細胞・組織の機能と働きを見る方法2 光学顕微鏡とカメラ |
| 10 |
生きた細胞・組織の観察 従来の顕微鏡からレーザー顕微鏡へ |
| 11 |
生きた細胞・組織の観察 多光子励起顕微鏡から、X線CT、MRIまで |
| 12 | 蛍光とブローブ試薬 |
| 13 |
測定法各論 細胞内カルシウム測定、1分子計測など |
| 14 | 超高分解能光学顕微鏡とその原理 |
| 15 | 分子から細胞・組織、環境までの計測法 |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | なし |
| 参考書 | 監訳/上代 淑人、佐藤 孝哉 『シグナル伝達 第2版 生命システムの情報ネットワーク』 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2011年 第2版 S.Inoue・K.Spring著/寺川 進・市江 更冶・渡辺 昭 訳 『ビデオ顕微鏡 -その基礎と活用法-』 共立出版 2001年 曽我部 正博 編 『イオンチャネル ―電気信号をつくる分子― (シリーズ・ニューバイオフィジックス)』 共立出版 1997年 |
| 成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業内テスト(20%)、授業参画度(20%) |
| オフィスアワー | 授業終了時 |