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科目名 平成28年度入学者 |
国際情勢1 | ||||
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科目名 平成27年度以前入学者 |
国際情勢1 | ||||
教員名 | 青木 一能 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 国際社会の構造的変容-冷戦時代における国際情勢の基本的枠組み |
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授業のねらい・到達目標 | 近年の国際情勢の激動を理解するために、20世紀の国際政治経済の構造に関する基礎的認識を習得することを狙いとする。つまり、21世紀のグローバリゼーションと呼ばれる国際社会の動向は冷戦の終結を一大契機としている。したがって、本講座では第二次大戦後から約半世紀にわたって国際社会を規定した冷戦時代の構造とその展開に焦点をあてて講義する。またその過程において、日本がどのような内政と外政を経てきたかを併せて検討する。 学習目標としては、第二次大戦以降の世界および日本の政治や経済の変動の過程を受講生各自が的確に把握できるまでを狙いとする。 |
授業の方法 | 授業の方法は講義を中心とするが、各週の講義の冒頭に前週の講義内容に関して、あるいは時々の国際的なトピックスに関するテーマをあげて、受講生はミニ・レポート形式で回答を行わねばならない。評価はA,B,C,Dの4段階で行うが、それらは最終的な評価に加算されることになる。 したがって、講義の復習はもとより、時々の国際情勢の動きに対して常に情報収集、あるいあ自己の考えを整理しておくことが望まれる。 |
履修条件 | 私語や居眠りなどは厳禁であり、教室内での周囲の学習意欲を削ぐような行為は厳に慎んで欲しい。また、必携参考図書は必ず事前に読んで講義に参加することを義務づける。また、講義の中で理解が十分にできなかった部分についてもまず参考図書を熟読することが求められる。つまり参考図書や講義の中で提示された文献などは積極的に読書することが必要である。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 本授業は時々の時事解説も交えるため、常に新聞やニュースなどを読聞しておくことが必要。またシラバスで予定されたテーマについては事前に関連する文献や資料などを収集したり読破・認識しておくことを奨めたい。 |
授業計画 | |
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1 | 国際情勢に関する基本的アプローチ-国際社会の構造との国際情勢の連関性 |
2 | 21世紀と20世紀の相違点-国家の時代から国家機能の変質の時代へ |
3 | 20世紀国際社会の構造的規定要因-冷戦の原因とその影響 |
4 | 冷戦の本質-「自由」と「平等」の闘い |
5 | 冷戦の拡大-欧州からアジアへ |
6 | 冷戦と日本-米国による対日占領政策の変遷と今日的影響 |
7 | 冷戦下の熱戦-朝鮮戦争やベトナム戦争などとその波紋 |
8 | 南北問題の浮上-アジア・アフリカ会議から非同盟会議、そして「国連開発の10年」 |
9 | 第一次石油危機の発生と国際的インパクト-「新国際経済秩序構想」の浮上とその理念 |
10 | 「核」のタテとヨコの拡散-抑止概念と代替エネルギー開発のディレンマ |
11 | デタント下の新冷戦-新たな戦場としてのアフリカ |
12 | ペレストロイカの影響と冷戦終結へ-新自由主義のグローバル化 |
13 | 期末授業内試験 |
14 | 冷戦終結後の紛争の多発化-21世紀国際社会の課題 |
15 | 半期の講義を振り返っての総括 |
その他 | |
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教科書 | 青木 一能 『手にとるように現代史がわかる本』 かんき出版 2010年 上記の本の内容に沿って講義を行うので可能な限り毎回携帯し、講義前および講義後の参考にする。 |
参考書 | 青木 一能 『グローバリゼーションの危機感理論』 芦書房 2006年 授業中に指示する |
成績評価の方法及び基準 | 試験(70%)、レポート(30%) 毎回行われるミニ・テストの受験は、定期試験の受験資格および評価基準(評価の30%に相応)になるので、必ず毎回うけることに留意してほしい。 |
オフィスアワー | 火曜日16:30以降、 木曜日11:00~12:00 |