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政治学2

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科目名
平成28年度入学者
政治学2
科目名
平成27年度以前入学者
政治学2
教員名 六辻 彰二
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 政治制度とパフォーマンスの比較
授業のねらい・到達目標 現代の先進国における政治制度を把握し、その相違が異なるパフォーマンスをもたらすことを理解する。これは、ひいては日本を逆照射するための視座を得ることでもある。
授業の方法 パワーポイントを用いた講義スタイルをとる。講義資料の配布、小テストの提出、各種アナウンスは Blackboard を通じて行う。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前に講義資料を配布するので、目を通しておくこと。授業後、できるだけ早いタイミングで、講義資料を読み直すこと。
授業計画
1 導入:ガイダンスを行い、次回以降に備える
2 政治体制の比較:民主制と独裁制など、政治体制の比較は古代ギリシャから行われてきた。過去と比較することで、今日の民主制の特質をあぶり出す。
3 大統領制と議院内閣制:今日の政治体制の二つの大きなタイプである大統領制と議院内閣制の差異、およびその混合形態について検討する。
4 政党制の比較:サルトーリによる類型を手がかりに、各種の政党制を比較する。
5 選挙の比較:最も基本的な政治参加の手段である選挙の仕組みを、各国ごとに比較・検討する。
6 地方自治:中央レベルの制度とともに、中央‐地方関係は、その国の政治体制を形成する大きな要素である。連邦制と集権制を中心に、地方自治のあり方を比較する。
7 政治制度の複合比較:レイプハルトの研究を紹介し、多元主義民主主義と多極共存型民主主義のそれぞれの特徴を整理する。
8 利益の表出:政府と民間団体による日常的なコミュニケーションと政策協議のあり方を比較し、そのパフォーマンスについて検討する。
9 福祉国家のあり方:エスピン=アンデルセンの福祉国家類型に基づき、福祉国家の多様なあり方についてみていく。
10 グローバル経済と国家:グローバル経済の発達がもたらす影響と、これに対する福祉国家の対応について考える。
11 対比にみる日本(1):これまでの内容を踏まえて、他の先進国との対比を念頭に、日本の議院内閣制、政党制、中央-地方関係などを洗いなおす。
12 対比にみる日本(2):これまでの内容を踏まえて、他の先進国との対比を念頭に、日本の福祉国家としてのパフォーマンスを検討する。
13 授業内試験と解説
14 日本の政治と社会:他国との比較を踏まえて、日本の政治に影響を及ぼす社会構造について考える。
15 まとめ
その他
教科書 なし
参考書 川崎 修, 杉田 敦 『現代政治理論 (有斐閣アルマ)』 有斐閣 2012年 第新版
新川 敏光, 宮本 太郎, 真柄 秀子, 井戸 正伸 『比較政治経済学 (有斐閣アルマ)』 有斐閣 2004年
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、3回の小テスト(Blackboard上で提出)(30%)
オフィスアワー 質問などはメールで受け付けます。s.mutsuji@gmail.com

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