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科目名 平成28年度入学者 |
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科目名 平成27年度以前入学者 |
総合研究10 | ||||
教員名 | 杉森 知也 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 集中 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | キャリアをデザインするために |
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授業のねらい・到達目標 | フリーターやいわゆるニートが大きな社会問題となっているなか、主体的に自己の進路を選択・決定できる能力や、勤労観・職業観を身に付け、社会人・職業人として自立していくことができるようにするキャリア教育の推進が強く求められている。本講義では、様々な経験をされてきたゲスト講師の体験談や討論のほか、実践的な作業等を通して、個々の学生が自らの生き方について考えを深めることが期待できる。 1. 自己分析や社会・企業の理解等を通して自己の目標を定め、有意義で将来を見通した大学生活を送る姿勢を身に付けることができる。 2. 「社会人基礎力」としてのコミュニケーション能力、対人関係スキル、課題解決能力、プレゼンテーション能力等を開発する。 なお、本講義は、上記のように、自己のキャリアデザインを形成することを第一義としているが、一般企業への就職を目指している学生のほか、教員や公務員を志望している学生や将来の進路について迷っている学生にも有用である。また、学校教員を目指す学生にとっては、学校でのキャリア教育の実践例としても参考になると思われる。 |
授業の方法 | 担当講師とゲスト講師陣による講義、個人ワーク、グループディスカッションおよび発表を組み合わせる。自己分析や企業分析の方法の初歩的な理解と技術を、実践的・活動的な学修を通して身につける。 なお、ゲスト講師の都合等により、授業回の順番や内容、講師の変更等をおこなう場合がある。また、シラバスは授業15回分で作成しているが、実際には3日間集中の授業となる。 |
履修条件 | 平成24年度までに「キャリアデザイン基礎講座」を修得した学生は履修不可 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 事前学修としては、最低でも授業一か月前から新聞の経済欄を中心に、話題として出てきた企業の中で気になったものを選び、その企業の活動について予備知識を入れておくこと(既知の企業と知らない企業の両方をバランスよく調べること)。また、それらのうち、気になった企業について、インターネットでその企業のウェブサイトに入って調査し、一企業につきA4用紙1枚に、「本社の所在地、事業展開の内容と主力のサービスや製品等、売上高と経常利益、株価(調査時)、採用情報(特に、採用したい人材像)」をまとめ、授業に持参すること。このまとめは、7社(=A4×7枚)以上を最低要件とする(レポートの一部として評価する)。 事後学修としては、授業で活用したプリントを見直したり自分で再度やり直したものを、翌日の講義のはじめに提出する。また、自己分析に関わるプリントは授業時に余分に配布するので、再度、一からやり直すこと。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス: キャリアをデザインするとはどういうことか [準備]「キャリア」という言葉の持つ多様性について事前に調べ、一般にキャリアデザインとはどのような意味で使われるのかを把握しておくこと(レポートの提出はない)。 |
2 |
企業についての基礎知識: 企業を選ぶための多様な基準 [準備]最低でも、授業一か月前から新聞の経済欄を中心に、話題として出てくる企業とその企業の活動について予備知識を入れておくこと(この段階では、レポートとしては回収しない)。 |
3 |
何のために働くのか: 仕事観と働き方の変化 [準備]自分が仕事をしている姿と趣味、家庭、余暇をどのようにバランスを取りたいか、自分の価値観を仕事を含めて考えてくること。 |
4 |
非正規雇用の何が問題なのか: 学卒就職の変容と雇用形態の多様化にどう対処するか [準備]特になし |
5 |
ワーク・ライフ・バランス: 自分の価値観を探る[ゲスト講師: 峯岸久枝] [準備]自分の10年後を想像してそのイメージと、理想の姿とを記述し、A4×1枚にまとめ、印刷して持参すること。 |
6 |
自分を知る①: 自己の強みと弱みを知る手がかりを身につける[ゲスト講師: 峯岸久枝] [準備]自分のこれまでの大学生活(学外での稼働も含む)を振り返り、頑張ってきたこと、成果を出したこと、うまくいかなかったこと、苦労したこと・していることをメモしてくること(授業時にチェックする)。 |
7 |
自分を知る②: 自己分析の実践[ゲスト講師: 峯岸久枝] [準備]特になし |
8 |
社会を知る: 社会の課題と多様な仕事・業態に目を向ける [準備]新聞の経済欄等を読み、気になった企業についてインターネットでその企業のウェブサイトに入って調査し、一企業につきA4用紙1枚に、「本社の所在地、事業展開の内容と主力のサービスや製品等、売上高と経常利益、株価(調査時)、採用情報(特に、採用したい人材像)」をまとめ、この回の授業(2日目)に持参すること。このまとめは、7社(=A4×7枚)以上を最低要件とする |
9 |
企業を知る: 企業理解の方法[ゲスト講師: 峯岸久枝] [準備]特になし |
10 |
キャリアビジョンとライフプラン①: ゲスト講師の行き方を通して[ゲスト講師3名: 高校教員 峯岸久枝、(株)パソナ 田中祐太、1名未定] [準備]前日の授業で講師の紹介(所属する・した企業)をするので、その講師の企業を調べておくこと。 |
11 |
キャリアビジョンとライフプラン②: ライフプランの設計[ゲスト講師2名: 高校教員 峯岸久枝、(株)パソナ 田中祐太、1名未定] [準備]前日に配布する講師のプロフィールをみて、事前にどのようなことを訊きたいか(ヒアリング内容)を考えてくること。 |
12 |
社会と自分とのマッチングを考える: 社会で求められるスキルと大学生活でできること [準備]自分が入ってみたい企業を授業を通して選び、その企業の諸情報を具体的かつ詳細に調べ、企業の求める人材像と自己分析の成果をどのように合わせることができるか、考えてくること。 |
13 |
自分を客観視する: 目標設定とプレゼンテーション[ゲスト講師: 峯岸久枝] [準備]自分が入ってみたい企業を授業を通して選び、その企業の諸情報を具体的かつ詳細に調べ、企業の求める人材像と自己分析の成果をどのように合わせることができるか、考えてくること。 |
14 |
自分を文章で表現する: 伝わる文章とビジネスマナー [準備]自己分析の結果を、初対面の人にも伝わる文章を記述してみたものを授業に持参すること(配布プリントに記述)。 |
15 |
まとめ: キャリアデザインの継続的な再構成の必要について [準備]特になし |
その他 | |
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教科書 | 東洋経済新報社 『会社四季報 業界地図2016年版』 東洋経済新報社 2015年 |
参考書 | 児美川孝一郎 『キャリア教育のウソ (ちくまプリマー新書197)』 筑摩書房 2013年 東洋経済新報社 『会社四季報』 東洋経済新報社 2016年 その他は、授業時に指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) レポートは、事前学修で出している課題と授業内のワークとして提出したもので評価する。授業参画度は、授業での質問や個人ワーク、グループワークなどの積極的な姿勢を評価する。 |
オフィスアワー | 授業終了時 |
備考 | 1. キャリア教育の初歩的な技能を身につけることに焦点化したプログラムになっているので、できる限り早い学年で履修することが望ましい。 2. 平成24年度までに「キャリアデザイン基礎講座」を修得した学生は履修不可。 3. 提出するレポートは、各授業の内容[準備]に記述してある。授業5回分が一日分となるので、提出するものを事前にチェックして課題に当たること。なお、これらレポートはA4用紙として40字×30行に設定すること。 4. 講師の都合等により、授業の順や内容、講師等を変更することがあり得る。 |