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科目名 | 哲学史特殊講義1 | ||||
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教員名 | 宮原 琢磨 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 近代(17世紀)哲学論争史の一考察 |
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授業のねらい・到達目標 | 哲学史の中でこれまで見過ごされていたアルノー(Antoine Arnauld1612-94)に視座を据え、彼が挑んだ哲学論争を通して、如何に彼が形而上学を解体したか、また如何に今日の構造言語学や認知科学の先駆者となったかを理解する。 |
授業の方法 | 講義形式。配布資料の読解を通して、テーマの考察と理解を深める。 |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 参考文献の指示ならびに資料の配付は授業中に行う。 |
授業計画 | |
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1 | 今日の哲学情勢と、近代(17世紀)の哲学解体とその再構築とについて、その概要を理解する。 |
2 |
デカルト(René Descartes1596-1650)の哲学と、その意義ならびに問題点とについて理解する。 〔準備〕『方法序説』『省察』等主要作品を予め読み、デカルト哲学の特質について考える。 |
3 |
アルノー・デカルト論争を通して、アルノーの批判の真意を理解する。 〔準備〕『省察』第4反論と答弁を読む。 |
4 |
アルノーの業績について、『一般・理性文法』『論理学別名思考の技法』そして『真なる観念と偽なる観念』等を通して理解する。 〔準備〕アルノーの上記作品を読む。 |
5 |
アルノー・マルブランシュ(Nicola de Malebranche1638-1715)論争の意義について理解する。 〔準備〕マルブランシュの『真理の探究』配布資料を予め読む。 |
6 |
マルブランシュの哲学について、『真理の探究』を通して理解する。 〔準備〕マルブランシュ上記配布資料を読み、マルブランシュの形而上学の本質とその問題点を考える。 |
7 |
アルノー・マルブランシュ論争の行方について理解する。 〔準備〕アルノーのマルブランシュ哲学批判を通して、アルノーの方法とその意義について考える。 |
8 |
アルノー・ライプニッツ(G W Leibniz1646-1716)論争の概要について理解する。 〔準備〕ライプニッツの主要作品『形而上学叙説』,『モナドロジー』等を読む。 |
9 |
ライプニッツの哲学について、『形而上学叙説』と『モナドロジー』等を通して理解する。 〔準備〕同上 |
10 |
アルノー・ライプニッツ論争を通して「充足根拠律(Principe de la raison suffisante)」の起源を検証する。その1。 〔準備〕配付資料を予め読む。 |
11 |
「充足根拠律」の起源について、その2。 〔準備〕アルノーとライプニッツの論争点を配布資料で確かめる。 |
12 |
ライプニッツ哲学の本質とその今日的意義について理解する。 〔準備〕ライプニッツの『モナドロジー』等を読み、その意義を考える。 |
13 |
アルノーの知識論の概要について理解する。 〔準備〕アルノーの上記作品を通して、アルノーが如何に今日の構造言語学や認知科学の先駆的役割を果たしたか、またアルノーが如何に批判哲学を構築したのか、考える。 |
14 |
アルノーの批判哲学の行方とその今日的意義について理解する。 〔準備〕同上 |
15 | 今日の哲学状況、その解体と再構築について理解する。 |
その他 | |
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教科書 | 授業中に指示 |
参考書 | 授業中に指示 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点と小レポートによる採点に従って評価する(100%) |
オフィスアワー | 各金曜日午後2時30分以降 |