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ドイツ文学研究1

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科目名 ドイツ文学研究1
教員名 保坂 一夫
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ メディア時代の文学(1)メディアと真実。
授業のねらい・到達目標 アメリカのトランプ新大統領とメディアとの論争をまつまでもなく、現代社会は発達したメディアに支配されていると言っていい。そうしたメディア支配の現代において文学はまだ意味と役割を持っているのだろうか。持っているとすればそれはどのような意味だろうか?20世紀後半以降作家はこの問題に悩まされてきた。例えばクリスタ・ヴォルフ(Christa Wolf)はこの問題との対決から後半生の自分の文学のテーマと方法を選択し、ペーター・ハントケ(Peter Handke)はユーゴ問題の報道の真実性をめぐってメディア批判を続けている。今年度は「メディアが伝える真実とはなにか」をテーマにこの問題について基本的な問題構造を取り上げてみたい。
授業の方法 前期は、上記のヴォルフやハントケの問題提起を参考にしつつ、メディア学者Vilém Flusserの主著"Medienkultur"(Verl. Fischer)収録の論文を読み、そこで提起されているメディアの可能性と危険性を理解したい。まず、ルーマニア革命を素材にした"Das Politische im Zeitalter der technischen Bilder"から始めて、進行に応じてさらにこの作業を進めたいと思う。
履修条件 専攻の規定による。
事前学修・事後学修,授業計画コメント メディア問題について考える前提として、ベンヤミンの『複製技術時代の芸術』やエンツェンスベルガーの『意識産業』など、翻訳のある基本文献に眼を通しておいてほしい。必要な資料はその都度指摘し参考に供するつもりである。なお、テクストは初回までに用意する。
授業計画
1 テクストを購読し、そこに提起されている問題について理解し検討する。
2 同上。
3 同上。
4 同上。
5 同上。
6 同上。
7 同上。
8 同上。
9 同上。
10 同上。
11 同上。
12 同上。
13 同上。
14 同上。
15 同上。
その他
成績評価の方法及び基準 平常点(90%)、授業参画度(10%)
オフィスアワー 出校する火曜日の昼。ただし、事前に事務を通じて連絡しておくこと。

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