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科目名 | 学校論研究2 | ||||
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教員名 | 北野 秋男 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 世界の「ナショナル・テスト」と「ローカル・テスト」の現状を知ろう。 |
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授業のねらい・到達目標 | この授業では、現在における国・文科省が進める「ナショナル・テスト」(全国学力・学習状況調査)と各都道府県における学力テスト(ローカル・テスト)の実態と課題を検証するものである。日本の学力テスト体制は「重層的構造」となっており、繰り返し学力テストが実施されている。こうした状況は、世界の学力テスト政策と比較した場合、特異な事例と言えるであろうか。PISA/TIMMSSなどの世界の学力テスト、ならびに米英の学力テストの頑丈とも比較し、その差異についても検討したい。 |
授業の方法 | 本講義では、最初に講義形式で日本の「ナショナル・テスト」と「ローカル・テスト」の現状を解説し、その特徴や問題点を確認する。次に、受講学生一人ひとりが担当する国を選び、その国の学力テストの実施状況を文献に基づいて報告することを求める。現在の世界の「ナショナル・テスト」と「ローカル・テスト」の実施において、何が問題であり、改善すべき点は何かを資料に基づいて検討した後、討論形式でも確認したいと考える。 |
履修条件 | 特になし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 受講学生は、日本の「ナショナル・テスト」と「ローカル・テスト」の現状を理解した上で、世界の学力テスト施策の何が問題であり、改善すべき点は何か検討する。事前学習としては、世界の学力テストの実施状況などを基本文献や各国政府の公式WEB状から確認する。発表の際にはレジュメを作成し、共通項目に従って学力テストによる調査内容、方法、結果の公表などを調べ、報告する。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス |
2 | 報告内容と仮順番の決定、研究交流 |
3 | 日本の「ナショナル・テスト」(全国学力・学習状況調査)の実施状況 |
4 | 日本の「ローカル・テスト」(都道府県)の実施状況 |
5 | 全国教育長協議会報告書にみる各都道府県の「ローカル・テスト」の使い方 |
6 | 「アメリカ」におけるテスト政策(ナショナル・テスト) |
7 | 「アメリカ」におけるテスト政策(ローカル・テスト) |
8 | 「イギリス」におけるテスト政策(ナショナル・テスト) |
9 | 「フィンランド」おけるテスト政策(ナショナル・テスト) |
10 | 「韓国」におけるテスト政策(ナショナル・テスト) |
11 | OECDの世界テスト戦略(グローバル化するテスト戦略) |
12 | 世界のテスト会社「ピアソン社のテスト戦略」 |
13 | 討論「世界のテスト政策と学力向上策」 |
14 | 課題の整理と理解度の確認 |
15 | 総括と反省会 |
その他 | |
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教科書 | 北野秋男 『日米のテスト戦略』 風間書房 2011年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(30%)、レポート(30%)、授業参画度(40%) 授業への出席、平常点、課題報告の内容などを総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 授業開始前と終了後。その他は、個別に対応。 事前にメールにて連絡を下さい。(kitano@chs.nihon-u.ac.jp) |