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カウンセリング実習

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科目名
平成29年度以前入学者
カウンセリング実習
教員名 津川 律子
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 半期 履修区分 選択
授業テーマ 相手の話を「聴く」こと、自分の気持ちを相手に伝えること
授業のねらい・到達目標 義務教育から大学まで、長い学生生活の中でも、臨床心理学に基づいて、相手の話をきちんと「聴く」練習や、自分の気持ちを適切に相手に伝えることに関する練習は、ほぼなかったものと推測される。そこで、どのような職業に就くにせよ、相手の話をきちんと「聴く」ためには、どのようにしたらよいのか、また、自分の気持ちを相手にどのように伝えたらよいのかについて体験的に学ぶことを目的とする。将来、対人援助職に就くことを希望する学生だけを対象とするのではなく、広く社会人になってからのコミュニケーションに役立つことを授業のねらいとする。
授業の方法 参加形式。逐語記録の提出など課題もあり。
履修条件 受講希望者が20名を超える場合は、人数調整を行う。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 第1回はオリエンテーションと傾聴の基本。2回目からは「自分について相手に語る」という体験学習と傾聴・共感の練習から開始する。以下、同様のことを参加者全員が終了するまで行う。加えて、2人もしくは3人で組んでの傾聴練習や、実際に自分の面接を録音する「ミニ・カウンセリング」も実施予定である。専門家による実際の心理カウンセリング場面もビデオやDVD、音声素材などで学習予定である。臨床事例の検討も時間的に可能であれば行う。本授業は、参加人数によってスケジュール及び内容が大きく変わってくるため、以下の内容はあくまで例示である。事前学修として逐語記録の作成や、事後学修として記録の振り返りなどの課題を与えるが、詳しくは授業内で説明する。
授業計画
1 オリエンテーション及び体験学習(1)傾聴の基本
2 体験実習(2)自分のことを相手に語る(体験学習、傾聴・共感の練習の開始)
3 体験実習(3)自分が大切にしている思いを整理する
4 体験実習(4)相手に伝わるように話すには
5 体験実習(5)ひとの話を〝聴く〟ということ
6 体験実習(6)聴いたことをどう相手に返すのか
7 体験実習(7)臨床心理学史に残る心理療法の記録
8 体験実習(8)カウンセリングにおける実際のやり取り
9 体験実習(9)ミニ・カウンセリングⅠ
10 体験実習(10)逐語記録の検討
11 体験実習(11)ミニ・カウンセリングⅡ
12 体験実習(12)逐語記録の検討
13 体験実習(13)日常生活の中でカウンセリングマインドをどう生かすか
14 事前に配布した資料を基に、教員が指定する場所(事前に授業で伝える)で質疑応答等及びフィードバックを行う。
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める
その他
教科書 なし
参考書 授業中に,必要に応じて随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(20%)、授業参画度(80%)
成績評価において、授業内での関与度を重視する。積極的に発言すること。
オフィスアワー 対応場所(津川研究室)。随時可能。但し、事前に予約を取ること(本授業の前後や合間に予約を取りたいと声をかけてください)。

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