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生理心理学特講

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科目名 生理心理学特講
教員名 齋藤 慶典
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 生理心理学における概念・理論を理解し,実験場面への適用を考える。
授業のねらい・到達目標 脳波や心拍数,皮膚電気活動といった生理指標を単に用いるだけでは心の動き・働きはわからない。この授業では,心理学研究へ生理指標を用いる際に留意すべき点について修得することを目的とする。到達目標は次の2点である。1. 生理心理学における概念・理論を理解する。 2. 学んだ概念・理論を,想定した実験場面へ適用できる。
授業の方法 講義,グループディスカッション,討議内容の発表を必要に応じて行う。また,メディア授業時にはBlackboardを使用する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 受講者には生理心理学について多少の知識があることを望む。事前にまたは受講と並行して,参考書として挙げた生理心理学の基礎について記された本を読むことを勧める。 また,授業終了時に次回授業に向けての事前準備を具体的に指示する。
授業計画
1 授業の進め方についてのオリエンテーション
2 なぜ生理的反応を記録するのか? ― 他の反応 (主観,行動) との比較 ―
【準備】主観的反応,行動的反応,生理的反応の特徴について調べ,考えてくること。
3 なぜ生理的反応を記録するのか? ― 心・脳・身体の関連 ―
【準備】 心・脳・身体の関連について多面的に調べ,考えてくること。
4 生理的反応から何がわかるのか? ー 刺激―反応特異性 ―
【準備】刺激—反応特異性について具体例を含め調べてくること。
5 生理的反応から何がわかるのか? ー 各器官の本質的機能,神経支配の要素 ―
【準備】中枢神経系,自律神経系,心臓血管系,消化器系,内分泌系の役割について調べ,概要を理解してくること。
6 ホメオスタシス,自律系均衡
【準備】ホメオスタシス,自律系均衡について調べ,その具体的働きについて考えてくること。
7 賦活,覚醒
【準備】生理学,生理心理学の領域における賦活,覚醒について調べてくること。
8 生理的反応が示すもの ― 自発性活動・持続性活動・一過性活動,状況の考慮 ―
【準備】自発性活動,持続性活動,一過性活動の意味するところを調べ,違いを理解してくること。
9 定位反応,馴化
【準備】定位反応,馴化の概念について調べ,日常生活におけるその発現例と考えられるものについても調べてくること。
10 防御反応,驚愕反応
【準備】防御反応,驚愕反応について調べ,日常生活におけるその発現例と考えられるものについても調べてくること。
11 初期値の法則
【準備】生理心理学における初期値の法則について調べてくること。
12 心臓―身体仮説
【準備】心臓―身体仮説について調べてくること。
13 個体反応特殊性
【準備】個体反応特殊性について調べてくること。
14 第1回目から第13回目までの講義内容について質疑応答を行う
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める
その他
教科書 なし。必要に応じて資料を配付する。
参考書 J. L. アンドレアッシ 『心理生理学』 北大路書房 2012年 第5版
宮田 洋 『新生理心理学 1巻』 北大路書房 1998年
岡田 隆 『生理心理学 (コンパクト新心理学ライブラリ)』 サイエンス社 2015年 第2版
堀 忠雄 『生理心理学 (心理学の世界 基礎編)』 培風館 2008年
授業時にも適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業参画度(30%)、授業内小レポート(30%)
オフィスアワー 授業前後に質問を受け付ける。または水曜日昼休み研究室にて。

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