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科目名 | クリティカル・シンキング2 | ||||
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教員名 | 丹治 信春 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | 論理的思考力の訓練 |
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授業のねらい・到達目標 | 「クリティカル・シンキング(批判的思考)」とは、ものごとを「考える」とき(とりわけ、この授業で重視する「推論」を行なうとき)、論理的に正しく考えられているかどうかを吟味することです。哲学に限らず、あらゆる学問において、また生活のあらゆる場面において、論理的思考力は重要であり、この授業では、その力と批判的態度の獲得を目指します。 |
授業の方法 | 下記のテキストを使って、できるだけ「学生参加型」の授業にしたいと思っています。但し、テキストには、私には賛成できないところもあり(完全に満足のゆくテキストはありません)、テキストに対しても「批判的」に考えることになります。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 毎回、テキストの先の部分を予習してきてください。ときどき、課題レポートの提出を求めることがあります。なお、以下の各回ごとの内容と準備事項は、あくまでも「目安」であって、よい質問などが出れば、それをめぐる議論に時間を使うので、ずれてくることが十分にありえます。必ず授業の中での指示に従ってください。 |
授業計画 | |
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1 | 推論の「欠陥」を見つける (テキスト58~66ページを読んでおくこと。) |
2 | 典型的な「欠陥」(テキスト67~71ページを読んでおくこと。) |
3 | ①さらなる証拠を評価する ②「存在根拠」を与える「説明」としての推論(テキスト73~75、80~84ページ、および「練習問題12」を読んでおくこと。「練習問題9」について、「解答」に挙げられていない「欠陥」、あるいは問題や「解答」の欠陥を、全部で三つ見つけて、レポートとして提出。次回でも可。) |
4 | ①「評価」のまとめ ②自分で結論を引き出す(テキスト90~91、96~98ページを読んでおくこと。) |
5 | 「練習問題9」レポート返却・解説(「練習問題10」の「解答」の誤りを全部で三つ見つけ、さらに、2の構造図を書いて、レポートとして提出。次回でも可。) |
6 | 評価のスキルを磨く(「練習問題13」の三つの文章を読み、それぞれをどう「評価」すべきかを、考えてくること。レポートにする必要はない。) |
7 | 「練習問題10」レポート返却・解説前半(1~3)(「練習問題11」について、「解答」に出ていない「代わりの説明」を全部で三つ見つけ、レポートとして提出。次回でも可。) |
8 | 「練習問題10」レポート解説後半(4~7)(今回は、レポート課題の解説だけなので、特に準備は必要ない。) |
9 | 「練習問題11」レポート返却・解説(今回は、レポート課題の解説だけなので、特に準備は必要ない。) |
10 | 含意を評価する(「練習問題15」を、授業の中で読みながら検討してゆくので、あらかじめ自分で読み、考えておくこと。レポートにする必要はない。) |
11 | 「相似論証」を理解する(テキスト103~105ページを読み、「練習問題16」を解いてみること。) |
12 | 「原則」を吟味する(テキスト108~110ページを読み、「練習問題17」を解いてみること。) |
13 | 言語使用の二つのスキル(テキスト111~121ページを読んでおくこと。) |
14 | スキルアップの確認(3クラス合同で達成成果の確認テストを行なうので、これまでやってきたことの復習をしておくこと)と後学期全体の振り返り。 |
15 | 補足とまとめ(前回の確認テスト結果を返却し、解説を行なうので、特に準備は必要ない。) |
その他 | |
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教科書 | アン・トムソン 『論理のスキルアップ:実践クリティカル・リーズニング入門(第7刷以降)』 春秋社 2008年 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(70%)、授業参画度(30%) 「授業参画度」には、レポート提出状況、クラスへの貢献などが含まれます。 授業は3クラスに分かれて行ないますが、学期末試験は合同でやります。 |
オフィスアワー | 火曜日 13:30-14:30 |
備考 | 「記号論理」を平行して履修すると、相乗効果があり、理解の助けになるでしょう。 |