スポーツ心理学

科目名	スポーツ心理学
教員名	水落文夫
単位数	2	学年	2	開講区分	文理学部
科目群	体育学科
学期	前期	履修区分	選択

授業テーマ	スポーツスキルと学習の本質をみつめる
授業のねらい・到達目標	スポーツで起こっていることやスポーツを行なっている人の行動を漠然と眺めるだけでなく，スポーツ心理学で解き明かされた知見をもとに，その本質を特定し，運動技能学習のメカニズムを理解する。これにより，スポーツや運動行動にともなう心理的なことがらを，様々な角度から科学的・客観的に分析・評価するための基礎的知識と態度を身につける。
授業の方法	運動やスポーツをする人について，認知・情報処理，運動学習などの観点から代表的なモデルや理論を紹介しながら事例をあげて解説する。スポーツ心理学はスポーツをする人にとって身近な分野でありスポーツシーンをイメージしやすい。そのイメージを鮮明にするため，授業テーマによっては簡単な運動課題を与えたり，ビデオを視聴するなど，演習的に進める場合もある。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	事前学修：次回の学修内容について事前に調べ学習を行うこと。事後学修：授業の最後に次回授業のテーマを説明するので，テキストの関連する範囲をよく読んでおくこと。

授業計画
1	ガイダンス（授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する）
2	運動の情報処理（1）知覚・運動システムとその発達 [準備]前回授業で指示したテキストおよび資料のページを読んでおくこと。
3	運動の情報処理（2）外部情報の収集，見る機能 [準備]前回授業で指示したテキストおよび資料のページを読んでおくこと。
4	運動の情報処理（3）動きの知覚，眼の良し悪し [準備]前回授業で指示したテキストおよび資料のページを読んでおくこと。
5	運動の情報処理（4）運動反応，予測行動 [準備]前回授業で指示したテキストおよび資料のページを読んでおくこと。
6	運動の情報処理（5）内部情報の収集，運動感覚 [準備]前回授業で指示したテキストおよび資料のページを読んでおくこと。
7	運動の情報処理（6）フィードバックの機能 [準備]前回授業で指示したテキストおよび資料のページを読んでおくこと。
8	学習と指導（1）運動学習の概念，運動学習理論 [準備]前回授業で指示したテキストおよび資料のページを読んでおくこと。
9	学習と指導（2）スキルのとらえ方，技能習熟 [準備]前回授業で指示したテキストおよび資料のページを読んでおくこと。
10	学習と指導（3）運動意欲，動機づけ理論 [準備]前回授業で指示したテキストおよび資料のページを読んでおくこと。
11	学習と指導（4）動機づけの方法と効果 [準備]前回授業で指示したテキストおよび資料のページを読んでおくこと。
12	学習と指導（5）コーチングの心理，言語教示 [準備]前回授業で指示したテキストおよび資料のページを読んでおくこと。
13	学習と指導（6）視覚的指導，運動イメージ [準備]前回授業で指示したテキストおよび資料のページを読んでおくこと。
14	第2回目から第13回目のまでの講義内容について質疑応答を行う。
15	習熟度テストとその解説を行う。

その他
教科書	杉原隆『新版運動指導の心理学』大修館書店 2008年第新版指定したテキストの他に「資料集」を配布する
参考書	なし
成績評価の方法及び基準	試験(90%)、レポート(10%)
オフィスアワー	体育学科第１実験室，土曜日15:00～17:00