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ドイツ文学史講義1

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科目名 ドイツ文学史講義1
教員名 関口 なほ子
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 18世紀のドイツ文学史
授業のねらい・到達目標 ドイツ語が成立した中世以降、ゲーテ、シラーに代表される近代ドイツ文学成立期を中心に、隆盛期までのドイツ文学の展開を概観し、ドイツ文学の特徴を理解できるようになる。
授業の方法 主として講義形式による
履修条件 学科の履修規定による
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業ごとに参考図書として挙げる書籍を事前に読み、概要を把握しておくことが望ましい。事前学習として、受講生が自作ノートを作成し、時代背景等をレポートする、また事後学習として授業内容をまとめ、補足事項等授業中に指摘した点を調べ理解を深めること。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業の方法について説明する)
2 導入:文学研究の意義、方法等について、また文学史の持つ思想的課題について論じる。
事前事後学習:各自ノートに要点を整理し、疑問点を抽出する。
3 ゲーテの詩・初期作品について
小説『若きヴェルターの悩み』他からみる社会と人間の苦悩、「世界苦」とは・・・
事前事後学習:当該作品について下調べを行う。各自の認識のもとに要点をまとめる。
4 シラーの初期作品『群盗』他について
戯曲に触れ、登場人物の性格設定とストーリーの特徴を知る。
事前事後学習:当該作品について下調べを行う。各自の認識のもとに要点をまとめる。
5 18世紀特有の宗教感情の深化と文学の関係、自然における美の発見等、新しい時代精神と文学の関係について考察する。
事前事後学習:各自の認識のもとに要点を整理する。
6 ゲーテ『ファウスト』第一部
人間の欲望と行為の行方について考える。
事前事後学習:当該作品について下調べを行う。各自の認識のもとに要点をまとめる。
7 ゲーテ『ファウスト』第一部
登場人物から描かれる女性像から何が読み取れるか?
事前事後学習:当該作品箇所について下調べを行う。各自の認識のもとに要点をまとめる。
8 ゲーテ『ファウスト』2
「神話」の役割について。
事前事後学習:当該作品箇所について下調べを行う。各自の認識のもとに要点や意見をまとめる。
9 ゲーテ『ファウスト』2
普遍的な人間性を追求する人間の営為の可能性について。
事前事後学習:各自の認識のもとに要点や意見をまとめる。
10 ゲーテ作品の受容について
映像化作品から考える。
事前事後学習:各自の認識のもとに内容を把握し、意見をまとめる。
11 ゲーテ作品の受容について
現代的意味について意見交換する。
事前事後学習:各自の認識のもとに提示された意見を比較考察する。
12 「嵐と衝動」文学運動について:運動を牽引した人々と理論等を理解し、この文学運動が内包していた諸問題を考察する。
13 到達度の確認と解説
前期課題を提示する。
14 授業内容、及び前期課題についての質疑応答とフィードバックを行う。
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。
その他
教科書 なし
参考書 手塚富雄・神品芳夫 『ドイツ文学案内 (岩波文庫)』 岩波書店 1993年
柴田翔 『はじめて学ぶドイツ文学史 』 ミネルヴァ書房 2003年
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%)
オフィスアワー 授業前後随時・学科研究室にて

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