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ドイツ文学史講義3

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科目名 ドイツ文学史講義3
教員名 初見 基
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 19世紀末から20世紀前半のドイツ文学の諸相を見る
授業のねらい・到達目標 19世紀末から20世紀前半のドイツ文学のなかから代表的な何人かの作家,いくつかの作品を選び,講義する。受講者は主として翻訳によって対象作品を読んでくることが求められる。
授業の方法 プリント資料を配付して講義を行なう。映像資料なども使用する。
履修条件 学科の履修規程による
事前学修・事後学修,授業計画コメント 受講者の理解および興味によって,進行および内容の微修正の可能性あり。
予習はとくに必要としない。復習は,配布されたプリントはくり返しよく読み,さらに授業で言及された作品のなかからなるべく多くの作品を邦訳で通読すること。
授業計画
1 導入:19世紀末までの概観・〈近代〉とは何か
2 世紀末文化:ユーゲントシュティール,ホフマンスタール,ゲオルゲ,リルケ 授業後、配布されたプリントをよく読み直す。気になった作品があれば,図書館等で邦訳を探して読む。
3 表現主義・ダダ(1) 授業後、配布されたプリントをよく読み直す。気になった作品があれば,図書館等で邦訳を探して読む。
4 表現主義・ダダ(2) 授業後、配布されたプリントをよく読み直す。気になった作品があれば,図書館等で邦訳を探して読む。
5 カフカ カフカ作品のうち,長編小説を1篇選んで学期中に通読する。
6 ムージル ムージルの短篇小説を邦訳で探し読んでおく。
7 トーマス・マン マンの作品のなかで気になったものを選び邦訳を学期中に通読する。
8 20世紀前半の小説・詩についてのまとめ これまでに配布されたプリントを再度通読する。
9 ヴァイマル文化(1) ヴァイマル期のドイツ映画から最低1作を学期中に観ておく。
10 ヴァイマル文化(2) ヴァイマル文化の多様性を,実際の作品に即して確認する。
11 ヴァイマル文化(3) ヴァイマル文化の全体像を自分なりにまとめてみる。
12 ナチズムと芸術 政治と芸術の関係について自分の考えをまとめておく。
13 亡命文学 特殊状況にある人間の境遇について考えをめぐらせてみる。
14 これまでの内容について質疑応答を行う。
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。
その他
教科書 教科書は使用せず,プリントを配布する。読書案内も配るので,それを参考にして翻訳書を各自読むこと。
参考書 保坂一夫 『ドイツ文学 名作と主人公』 自由国民社 2009年
ハインツ・シュラッファー 『ドイツ文学の短い歴史』 同学社 2008年
読むべき作品については授業時に文献表を配布する。
成績評価の方法及び基準 平常点(10%)、レポート(60%)、授業参画度(30%)
講義とはいえ,意見表明や質問等の受講者の積極的な参加も評価する。
レポートは,独自の問題意識をどれだけ自分の頭で考えているか,そして多数の書籍を読んでいるか,が評価対象となる。
オフィスアワー 水曜日・木曜日の12:30-12:50。その他適宜。
あらかじめ直接問い合わせておくこと。

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