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ドイツ文学史講義4

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科目名 ドイツ文学史講義4
教員名 初見 基
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 20世紀後半,第二次大戦後から現在に到るドイツ文学の諸相を見る
授業のねらい・到達目標 第二次大戦敗戦から現代に到るドイツ文学の流れを,社会との相関関係に着目して講義する。受講者は主として翻訳によって対象作品を読んでくることが求められる。
授業の方法 プリント資料を配付して講義を行なう。映像資料なども使用する。
履修条件 学科の履修規程による
事前学修・事後学修,授業計画コメント 受講者の理解および興味にしたがって,進行ならびに内容の変更が生ずる可能性がある。
予習はとくに必要としない。復習は,配布されたプリントはくり返しよく読み,さらに授業で言及された作品のなかからなるべく多くの作品を邦訳で通読すること。
授業計画
1 導入:〈戦後〉とは何か 〈戦後〉という概念を,日本との対比で自分なりにまとめてみる。
2 廃墟の文学─戦後文学(1) 戦後直後の状況について,日本の例を調べておく。
3 47年グループ─戦後文学(2) 配布プリントをよく読み返す。
4 文学と規範─戦後文学(3)配布プリントをよく読み返す。
5 文学と社会的記憶─戦後文学(4) 記憶とはどういう働きをするか,自分なりに考えをまとめる。
6 文学的抵抗と挫折─東ドイツ文学(1) 東ドイツの地理および歴史を調べておく。
7 諦念と内向化─東ドイツ文学(2) 東ドイツの文学のどこに特色があるかをまとめておく。
8 被害と加害のはざまで─オーストリア文学(1) オーストリアの地理および歴史を調べておく。
9 反郷土─オーストリア文学(2) 現代オーストリア文学作品から気になったものを選び,邦訳を読んでおく。
10 〈1968年〉と〈秋のドイツ〉 〈1968年〉とは何だったのかを考察しておく。また日本の60年代後半の政治動乱について調べておく。
11 ポップ・カルチャーと芸術 日本のポップ・カルチャーとの違いを探してみる。
12 戦後ドイツ演劇・映画 現代ドイツ映画のなかから1作を選び、学期中に鑑賞しておく。
13 東西統一以降 1989年から1990年に政治的にはどういう動きがあったかを調べておく。
14 これまでの内容について質疑応答を行う。
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。
その他
教科書 教科書は使用せず,プリントを配布する。読書案内も配るので,それを参考にして翻訳書を各自読むこと。
参考書 保坂一夫 『ドイツ文学 名作と主人公』 自由国民社 2009年
各自の読書案内として利用すること。
成績評価の方法及び基準 レポート(60%)、授業参画度(40%)
受講者の態度によっては,別途課題を出す場合がある。
オフィスアワー 水曜日・木曜日の12:30-12:50。その他適宜。
あらかじめ直接問い合わせておくこと。

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