遺伝学１

授業テーマ	基本的な遺伝のしくみや様々な遺伝現象を科学的・体系的に理解する。遺伝学１では、遺伝学の基礎としての順遺伝学を中心に授業を進める。
授業のねらい・到達目標	遺伝学の基盤となる順遺伝学を基礎的に学ぶとともに、遺伝子診断や遺伝子組換え生物といった遺伝に関わる最新の解析事例や応用事例等を通じて、正しい専門知識を習得する。
授業の方法	授業は、板書および液晶プロジェクターを中心に活用した講義形式で進める。また、理解を深めるために関係資料のプリント配布も行う。さらに、出席状況や理解度を確認するためのアンケートを行う。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	推薦する参考図書等を活用し、講義内容に関連する事柄について調べ疑問点をもって講義に臨むこと。また、定期的に講義内容をまとめ理解を深めること。

授業計画
1	ガイダンス：　順遺伝学とは
2	メンデルの遺伝学：　表現型と遺伝子型　対立遺伝子
3	遺伝学のデータ解析：　適合度検定と連鎖解析
4	染色体説と性染色体：　性決定と伴性遺伝
5	モルガンの連鎖地図：　減数分裂　組換えと乗換え
6	真菌の遺伝学：　四分子解析
7	遺伝子の本体と機能：　DNAの複製
8	遺伝暗号の解読：　分子遺伝子地図と塩基配列の解読
9	染色体と遺伝子座：　染色体バンディング　FISH　突然変異
10	染色体の変異：　欠失　逆位　挿入　重複倍数性と異数性
11	染色体の基本構造：　ヌクレオソーム　動原体とテロメア
12	遺伝子発現の調節機構：　転写と翻訳
13	エピジェネティックス：　DNAのメチル化　ヒストンのアセチル化
14	全体の復習（授業全体について配布資料などを用いて復習を行い，その上で質疑応答を行う）
15	理解度の確認と解説

その他
参考書	D.L.ハートル、E.W.ジョーンズ『エッセンシャル遺伝学』培風館 2009年第3版鷲谷いづみ・桂　勲『遺伝学（遺伝子から見た生物）』培風館 2017年第1版
成績評価の方法及び基準	試験(70%)、レポート(10%)、授業内テスト(10%)、授業参画度(10%)
オフィスアワー	月～金10:00～18:00　本館6階　生命科学科　研究室６０２