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映像文化論

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科目名 映像文化論
教員名 松本 正道
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 映画を中心とした映像史の概観
授業のねらい・到達目標 19世紀の末に誕生し、20世紀を代表する芸術へと発展した映画は、どのような歴史を歩み、21世紀にはどこへ向かおうとしているのだろうか。本授業は第二次世界大戦後、現代映画の登場にいたる映画映像史をたどることで、映像言語の基本的な構造を理解しつつ、映像文化の多様性を受容しうる能力を養うことを目標とする。
授業の方法 映画映像史的に重要な作品のワン・シークエンスをビデオグラムで鑑賞しながら、それを解説する形式で授業をすすめるつもりである。なお、期間中に日本の若手映画作家について考える機会を設ける予定である。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 特に予備知識は必要としないが、授業内で上映される映画のワン・シークエンスを集中して鑑賞すること。
事前学習:映画館、ビデオグラム、インターネットなどを利用し、1週間に1本程度は最近(2010年以降)制作された映画を鑑賞してみること。
事後学習:授業内で鑑賞したシークエンスについて、後日、思いついたことをメモしておくこと。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
2 ネオレアリスムとイタリア映画
3 ポーランド派とその後
4 第二次大戦後のアメリカ映画(1940年代と50年代)
5 スタジオシステムと1950年代の日本映画
6 ヌーヴェル・ヴァーグと現代映画
7 シネマ・ノーヴォとラテンアメリカの映画運動
8 アメリカのインディペンデント映画
9 ニュー・ジャーマン・シネマ
10 1960年代の映画(日本映画を中心に)
11 1970年代の映画(アメリカとヨーロッパを中心に)
12 1980年代の映画(中東とアジア映画を中心に)
13 1990年代の映画(北欧映画の過去と現在を中心に)
14 現代映画の行方(21世紀の映画を考える)
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める
その他
教科書 なし
参考書 授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(80%)、授業参画度(20%)
授業内レポートを参考にしつつ期末レポートで評価する。
オフィスアワー 授業終了後、講師室で対応する。
備考 受講期間中、一度は国立美術館国立映画アーカイブ(東京国立近代美術館フィルムセンター)などで古典映画を大スクリーンで鑑賞することが望ましい。
また、東京国際映画祭や東京フィルメックスなどで、1本でもいいので、これまでに鑑賞したことのない国や地域の映画に触れること。

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