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英米詩演習2

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科目名 英米詩演習2
教員名 向井 秀忠
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 英米詩(英語で書かれた詩)で読み解く英語圏の社会と文化2
授業のねらい・到達目標 前期に引き続き、英語で書かれた詩(歌詞を含む)を読み解きながら、詩人(作詞家)たちの主張だけではなく、その作品が書かれた社会の文化・歴史などを読み解く方法について学びます。本授業では、作品を作者や時代背景から切り離して鑑賞するのではなく、作者は自分の経験や生まれ育った社会から大きな影響を受け、それを作品の中に織り込んでいると考え、それぞれの作品から「時代精神」を読み解いていきます。まず、詩の基本的な読み方を学び、その後、時代背景などを調べることにより、作品の奥行きを探っていきます。授業名の「英米」は「イギリスとアメリカを中心とする英語圏社会」とし、「詩」は「詩、歌詞、英語俳句など」と考えています。
授業の方法 前期で学んだ詩の読み方・分析方法を活かしながら、さらに詳しく文学作品の社会的・文化的・歴史的背景を調べる方法について学びます。また、具体的な作品を用いながら、各自で作品分析し、それを口頭で発表します。発表者の分析については、クラス全体で議論します。扱う作品については、履修生と相談のうえ、変更することがあります。この授業は演習形式で行います。
履修条件 特になし。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前に指示された「キーワード」を中心に、文献や参考書などを必ず読んでおくこと。また、講義後は、授業時に指示された項目について各自で調べておくこと。
第1回 「詩」の読み方について
第2回 チャリティ・ソングの背景
第3回 Ralph Waldo Emersonのエッセイ"The Poet"の前半
第4回 Ralph Waldo Emersonのエッセイ"The Poet"の中盤
第5回 Ralph Waldo Emersonのエッセイ"The Poet"の後半
第6回 Walter Whitmanについて
第7回 H. W. Longfellowについて
第8回 Richard Brautiganについて
第9回 John Lennonについて
第10回 イギリスの階級制度について
第11回 George Harrisonについて
第12回 ヨーロッパにおける東洋思想
第13回 俳句とHaiku
第14回 後期レポートのテーマについてのリサーチ
第15回 後期レポートのテーマについてまとめる
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)及び「詩」の読み方・書き方の復習
2 英米の詩の違いを分析する1("Do They Know It's Christmas?"と"We Are the World")
3 アメリカの詩について1(Ralph Waldo Emersonのエッセイ"The Poet"を読む、その1)
4 アメリカの詩について2(Ralph Waldo Emersonのエッセイ"The Poet"を読む、その2)
5 アメリカの詩について3(Ralph Waldo Emersonのエッセイ"The Poet"を読む、その3)
6 作品分析8(Walter Whitmanの詩を読む)
7 作品分析9(H. W. Longfellowの詩を読む)
8 作品分析10(Richard Brautiganの詩を読む)
9 John Lennonの歌詞を読む1(愛と平和)
10 JohnLennonの歌詞を読む2(階級社会)
11 George Harrisonの歌詞を読む1(西洋と東洋の融合)
12 George Harrisonの歌詞を読む2(静かなビートルズが歌う愛)
13 英語俳句入門および英語俳句を作る
14 事前に示した作品分析レポート課題について、質疑応答及びフィードバックを行う。
15 後期の授業の振り返り(英語・文学・詩)
その他
教科書 プリントを使用します。
参考書 必要に応じて紹介します。
成績評価の方法及び基準 平常点(30%)、レポート(50%)、授業内テスト(20%)
「平常点」は授業内における口頭発表・コメントなど、「レポート」は学期末に課される2,000字程度のもの、「授業内テスト」は各自が発表した作品分析についてめとめるもの。
オフィスアワー 授業前後の休み時間等。

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