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基礎演習1

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科目名 基礎演習1
教員名 藤平 泉
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ 『小倉百人一首』を読む
授業のねらい・到達目標 カルタとしても有名な鎌倉時代の歌人藤原定家撰の『小倉百人一首』をテキストとして、古典文学の基礎知識や、資料の作り方、文献調査の仕方などを学ぶ。
単に、古典和歌の知識を学ぶだけではなく、客観的、論理的な思考とはどのようなものか、説得力ある資料の作成、口頭発表の仕方なども学ぶ。
授業の方法 各自、『小倉百人一首』から好きな和歌1首を選び、その和歌の出典、解釈、成立に関する問題点、作者の出自、系図、文学的経歴などを調査して口頭発表し、発表者以外の人との質疑を行う。
履修条件 人数調整を行うため、受講希望者はガイダンス時に希望調査用紙を受け取り、必要事項を記入の上、4月7日(土)12時00分までに国文学科前のレポートボックスに提出すること。受講許可は、4月9日(月)8時50分頃、国文学科掲示板に示す。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 各自テキストを購入後、通読しておくこと。その上で自分の担当したい和歌を第一候補、第二候補の計2首選んでおくこと。(希望する和歌が重複した場合、発表順に2名まで同一の和歌を選べる。3番目以降になった人は、別な和歌を選び直してもらうことになる)
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
2 講義 『小倉百人一首』の成立。秀歌撰とは何か。成立の背景。
3 講義 『小倉百人一首』の成立。撰者藤原定家の意図。
4 講義 『小倉百人一首』の謎
5 講義 発表の準備。資料調査の方法。
6 講義(和歌の色々) 口頭発表にそなえての準備。
7 講義(和歌の色々2) 口頭発表にそなえての準備。人数によりこの時間より発表開始
8 口頭発表1 (履修人数によるが、1時限に2~3名名簿順)番号順に口頭発表する
9 口頭発表2 (履修人数によるが、1時限に2~3名名簿順)前回の発表をふまえ質疑を行う。
10 口頭発表3 (履修人数によるが、1時限に2~3名名簿順)質問事項をより専門的になるように前回を復習する
11 口頭発表4 (履修人数によるが、1時限に2~3名名簿順)和歌を研究する上での視点を身につけよう
12 口頭発表5 (履修人数によるが、1時限に2~3名名簿順)百人一首成立の問題など大きな課題についても考えよう
13 口頭発表6 (履修人数によるが、1時限に2~3名名簿順)レポートに向けて各自準備する
14 事前に示したレポートの課題について、質疑応答及びフィードバックを行う(発表者多数の場合は、演習を実施する)
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。
その他
教科書 有吉保 『百人一首 全訳注 (講談社学術文庫)』 講談社 1983年 第1版
『百人一首』の本は多数あるが、発表、講義時に使用するので必ず指定の教科書を購入すること。
参考書 島津忠夫 『新版 百人一首 (角川ソフィア文庫)』 角川書店
島津忠夫氏の角川文庫版『百人一首』は、改版の度に大改訂が行われている。必ず最新版を参照すること。図書館などにあるのは旧版が多いので注意すること。
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、レポート(40%)、授業参画度(10%)
口頭発表とそれを質疑をふまえてまとめたレポートおよび、質疑への参加度による総合評価。
オフィスアワー 原則月、水放課後(5時限目終了後)藤平研究室(7号館4階7407室)。できるだけ事前にアポイントを取ること。fujihira@chs.nihon-u.ac.jp 見出しに基礎演習受講の〇〇ですと入れること。添付ファイルを付けたものは受け取らない。

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