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科目名 | 教育学演習3 | ||||
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教員名 | 末冨 芳 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | 子どもの貧困対策を考える:自治体計画における「教育の支援」の検証 |
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授業のねらい・到達目標 | 格差社会が日本でも憂慮されているが、もっとも深刻な課題の1つが子どもの貧困問題である。子どもの貧困という現象には様々な要因(保護者学歴、所得、生活時間、就労等)があるが、この問題に対する解決策として有力視されているのが教育支援である。今後の教育行政の在り方を考えていく際に、子どもの貧困という課題への対応をいかに制度化していくことができるかは、重要なテーマである。演習では、子どもの貧困という現象の把握、その要因を先行研究から把握するとともに、学力・健康や学校適応などの面で貧困が子どもに与える負の影響についても理解を深める。そのうえで、実際の子どもの貧困対策について、自治体計画における「教育の支援」を評価していく活動を行う。 一般財団法人あすのばと日本大学、首都大学共同プロジェクト「子どもの貧困対策・見える化プロジェクト」の一環でもあり、研究成果は公開される可能性がある。 |
授業の方法 | 文献購読、インタビュー調査、基礎的な統計の分析等の諸課題に取り組む演習形式である |
履修条件 | チームワークにもとづく一定水準の研究成果が要求される。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 教科書は必ず購入すること。またWifi接続可能なタブレット、ノートパソコンを持っているものは持参すること。 |
授業計画 | |
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1 | オリエンテーション、教科書の要約分担、ドキュメンタリー鑑賞 |
2 | 子どもの貧困を知る(1)山野良一『子どもの最貧国・日本』 |
3 | 子どもの貧困を知る(2)山野良一『子どもの最貧国・日本』 |
4 | 子どもの貧困を知る(3)阿部彩『子どもの貧困Ⅱ―解決策を考える』 |
5 | 子どもの貧困を知る(4)阿部彩『子どもの貧困Ⅱ―解決策を考える』 |
6 | 「子どもの貧困対策・見える化」プロジェクトにおける本演習の位置づけ |
7 | 子どもの貧困対策の評価軸を検討する(1):政策評価・予算評価・事業評価 |
8 | 子どもの貧困対策の評価軸を検討する(2):評価軸を具体化する |
9 | 47都道府県の子どもの貧困計画を評価する:「教育の支援」を中心に(1) |
10 | 47都道府県の子どもの貧困計画を評価する::「教育の支援」を中心に(2) |
11 | 47都道府県の子どもの貧困計画を評価する::「教育の支援」を中心に(3) |
12 | 評価結果から47都道府県の比較分析を実施する(1) |
13 | 評価結果から47都道府県の比較分析を実施する(2) |
14 | 報告レポートをまとめる(1) |
15 | 報告レポートをまとめる(2) |
その他 | |
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教科書 | 山野良一 『子どもの最貧国・日本』 光文社新書 2008年 第1版 阿部彩 『子どもの貧困II―解決策を考える』 岩波新書 2014年 |
参考書 | e-stat政府統計の総合窓口 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do 貧困統計ホームページ http://www.hinkonstat.net/ |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(30%)、レポート(40%)、授業参画度(30%) |
オフィスアワー | 水曜昼休み 研究室 suetomi@cameo.plala.or.jpでメール相談も可能です。 |
備考 | 理由のない遅刻欠席が3回以上の場合には履修の継続は認めない。 |