文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 教育学科 > 教育内容論
日本大学ロゴ

教育内容論

このページを印刷する

科目名 教育内容論
教員名 高山 昇
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 日本の教育内容の歴史的変遷と新しい時代の授業、及び教材。
授業のねらい・到達目標 学校の時間割はどのように決められるのだろうか?昔と今ではどのように変わっているのだろうか?何となく知っているようで、詳しくは説明できないこれらの問いを解決していきます。この講座では日本の教育内容について、その経緯や特質を時系列的に学んでいきます。また、どのような教育内容にはどのような方法がふさわしいのか。そしてどのような学習教材が必要なのか。それらを個別・具体的な演習を通して体験することで、これからの教師はもちろん、大人(親)として求められる資質について考察していきます。日本の教育内容の歴史的変遷を学ぶこと。新しい時代の授業や教材を考案すること。これからの教育のあり方を考察すること。以上の3点を授業のねらいとしています。
授業の方法 前半は講義、後半は演習・プレゼンを中心に授業を行います。講義では教育課程や学習指導要領の変遷について概説を行います。特に平成期の改訂については「総合的な学習の時間」やアクティブ・ラーンニングの観点から解説を行い、アクティビティーやICT(Information and Communication(s) Technology:情報通信技術)の活用についても理解を深めていきます。演習・プレゼンでは実際の授業を体験し、個人(またはグループ)で「総合的な学習の時間」の授業計画案や学習教材を作成していきます。授業期間内には、中間および最終の口頭発表とレポートの作成、授業計画案と学習教材の作成が課題となります。第14週目には事前に提示した課題ついて、学内共通LMS(学習管理システム)のBlackboard等のメディアを利用して質疑応答等及びフィードバックを行います。
履修条件 履修条件はありません。ただし、受講希望者が40名を越えた場合は、第1回授業時に受講者の調整を行います。調整が行われた場合、第2回授業以降の受講希望は受け付けられません。受講希望者は、必ず第1回の授業ガイダンス(授業テーマ、到達目標及び授業の方法についての説明)に出席して下さい。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 受講前にシラバスを熟読して下さい。授業期間中は、次週授業の予習が授業時間外課題となります。配布されたプリントの熟読を怠らないようにして下さい。また、レポートの作成、プレゼンテーションの準備にも丁寧に取り組んで下さい。講義内容に関する変更はありませんが、授業の進行状況によって前後することがあります。演習・実習の内容は、授業の進行や受講者の人数、興味・関心によって変更する場合があります。
授業計画
1 ガイダンス(授業テーマ、到達目標及び授業の方法についての説明)
教育課程① ~ 教育課程とは
[授業時間外課題] 受講前にシラバスを熟読しておくこと
2 教育課程② ~ 教育課程の変遷
[授業時間外課題] 授業で配布するプリント及び指示された文献・サイトに目を通しておく
3 教育課程③ ~ 教育課程と学習指導要領
[授業時間外課題] 授業で配布するプリント及び指示された文献・サイトに目を通しておく
4 学習指導要領と教育内容① ~ 昭和の試案期の改訂を中心に
[授業時間外課題] 授業で配布するプリント及び指示された文献・サイトに目を通しておく
5 学習指導要領と教育内容② ~ 昭和の高度成長期の改訂を中心に
[授業時間外課題] 授業で配布するプリント及び指示された文献・サイトに目を通しておく
6 学習指導要領と教育内容③ ~ 平成期の改訂を中心に
[授業時間外課題] 授業で配布するプリント及び指示された文献・サイトに目を通しておく
7 復習と解説① ~ 教育内容に関する事実・事例の整理とレポート課題の発表及びフィードバック
[授業時間外課題] 授業で配布したプリント及び指示された文献・サイトなどを参考に、中間レポートをまとめる
8 復習と解説② ~ 教育内容に関する事実・事例の整理とレポート課題の提出及び課題に対する解説
[授業時間外課題] 授業で配布するプリント及び指示された文献・サイトに目を通し、演習の準備をしておく
9 「総合的な学習の時間」の動向とその教育内容(生活科との関連を含む)
[授業時間外課題] 授業で配布するプリント及び指示された文献・サイトに目を通しておく
10 アクティブ・ラーニングをどのように捉え、授業に取り入れるのか
[授業時間外課題] 授業で配布するプリント及び指示された文献・サイトに目を通しておく
11 教育方法の研究 ~ アクティビティーの活用を考える
[授業時間外課題] 授業で配布するプリント及び指示された文献・サイトに目を通しておく
12 授業計画案・学習教材のプレゼンテーション&質疑応答及びフィードバック① 前半グループ
[授業時間外課題] 事前にプレゼンの準備をしておく
13 授業計画案・学習教材のプレゼンテーション&質疑応答及びフィードバック② 後半グループ
[授業時間外課題] 事前にプレゼンの準備をしておく
14 授業計画の作成・学習教材の編集・制作。課題について質疑応答等及びフィードバックを行う。
[授業時間外課題] プレゼンにおける指摘を踏まえ、授業計画案・学習教材を完成させる
15 復習と解説③ ~ 授業計画案作成に関する復習・解説を行い、授業の理解を深める
[授業時間外課題] 授業で使用したプリント、レポート、授業計画案などをポートフォリオとしてまとめておく
その他
教科書 教科書はありません。必要に応じてプリントを配布します。
参考書 根津朋実・吉江森男 『教育内容・方法 (教職シリーズ3)』 培風館 2010年 第1版
里見実 『学校でこそできることとは、なんだろうか』 太郎次郎社エディタス 2005年 第1版
教育科学研究会編 『なぜフィンランドの子どもたちは「学力」が高いか』 国土社 2006年 第5版
渡部淳・編 『中高生のためのアメリカ理解入門』 明石書店 2005年 第1版
※ 購入すべき参考書はありません。必要に応じてプリントを配布します。興味のある参考書については、各自図書館等で検索して下さい。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(30%)、口頭発表とレポート(中間20%および最終20%)(40%)、作成した授業計画案と学習教材(30%)
授業参画度、口頭発表とレポート(中間および最終)、授業計画案と学習教材を総合し、6割以上を合格とします。授業や成績に関する不正行為には厳正に対処します。
オフィスアワー 質問等には授業前後、使用教室にて応じます。
備考 授業の開始時刻、提出物の期限を厳守して下さい。授業を欠席した場合は、次週までの指示を仰いで下さい。

このページのトップ