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近代文学特殊研究3

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科目名 近代文学特殊研究3
教員名 久米 依子
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 明治の〈恋愛〉を考える
授業のねらい・到達目標 明治末期の様々な文学の成熟の中でも、都市の中の恋愛表現で注目を集めた、夏目漱石「三四郎」「それから」と森鴎外「青年」「雁」を取り上げる。明治時代の〈愛〉は、どのような問題をはらみながら描かれたのか。物語に書きこまれた時代的要素から、何が受け取れるか。受講者の読みも確認しながら、テクストにアプローチする。
授業の方法 作家と同時代状況を確認しながら、テクスト内の多様な要素を確認していく。受講生の意見も重視する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 毎回の授業前に、必ず扱う範囲のテクストを読んでおくこと。授業中に意見を聞きます。授業後は授業で知り得た情報、ディスカッションで得た見解をまとめ、レポート作成の準備を進める。
授業計画
1 ガイダンス
2 作家とテクストの情報
3 「三四郎」を読む 東京と大学生
4 「三四郎」を読む 新世代の女性
5 「三四郎」を読む 青春の喪失
6 「それから」を読む 高等遊民と女性
7 「それから」を読む 家族制度の桎梏
8 「それから」を読む 罪としての恋愛
9 「青年」を読む 青年と芸術
10 「青年」を読む 誘惑と自意識
11 「青年」を読む 喪失と創作
12 「雁」を読む 女性の夢想
13 「雁」を読む 運命と偶然
14 明治の〈恋愛〉の問題
15 漱石・鴎外と明治の時代性を考える
その他
教科書 夏目漱石 『三四郎 (新潮文庫)』 新潮社 1948年
森鴎外 『青年 (新潮文庫)』 新潮社 1948年
参考書 授業中に適宜指示する
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
オフィスアワー 水曜昼休み、木曜3限 7号館4階久米研究室

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