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科目名 | 現代イギリス文学演習2 | ||||
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教員名 | 前島 洋平 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 現代の英国を代表する作家カズオ・イシグロ (Kazuo Ishiguro, 1954- ) の Never Let Me Go を読み、イシグロ作品の本質について考察する。また、映画と原作を比較することで、両メディアの特徴についても理解を深める。 |
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授業のねらい・到達目標 | 本作 Never Let Me Go は2005年に発表されたイシグロ第6作で、2010年には本国イギリスで映画化された。この人気の波は遅れて日本にも及び、2014年に蜷川幸雄演出、多部未華子主演で舞台化、2016年には1月から3月にかけて、綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみのキャストでドラマ化された。乱暴を承知のうえで原作のストーリーを要約すれば、臓器提供のためだけに生きる若者たちの姿を描いた小説であるが、話はそう簡単ではない。読みやすく書かれた原文を味わいながら、生きることの意味を改めて考えてみたい。 |
授業の方法 | 受講者による発表形式で、予め指名された担当者3名は配布資料を準備して授業に臨む。 1. 割り当て範囲について辞書を片手に―といってもそれほど難解な英文ではないが―原文を読み、ストーリーをまとめる。 2. 英語の点で問題となる個所を抜粋し、その部分についての解釈を提示する。 3. 内容上の問題点―登場人物の心情、(いわゆる)伏線など―を提起する。 発表者によって示された問題点をもとに議論を行う。 なお、発表者以外の受講者も何かしら発言をしないと出席扱いとはならないので注意されたい。 |
履修条件 | 4年生(以上)であれば履修可。 ただし、受講希望者数によっては履修制限を行うことがある。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 4年生に相応しい十分な予習を期待する。 |
授業計画 | |
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1 | 映像作品の鑑賞 |
2 | Never Let Me Go Chapter13 【原作の理解と映画鑑賞】 |
3 | Never Let Me Go Chapter14 【原作の理解と映画鑑賞】 |
4 | Never Let Me Go Chapter15 【原作の理解と映画鑑賞】 |
5 | Never Let Me Go Chapter16 【原作の理解と映画鑑賞】 |
6 | Never Let Me Go Chapter17 【原作の理解と映画鑑賞】 |
7 | Never Let Me Go Chapter18 【原作の理解と映画鑑賞】 |
8 | Never Let Me Go Chapter19 【原作の理解と映画鑑賞】 |
9 | Never Let Me Go Chapter20 【原作の理解と映画鑑賞】 |
10 | Never Let Me Go Chapter21 【原作の理解と映画鑑賞】 |
11 | Never Let Me Go Chapter22 【原作の理解と映画鑑賞】 |
12 | Never Let Me Go Chapter23 【原作の理解と映画鑑賞】 |
13 | Never Let Me Go 【作品全体を対象とした原作と映画の比較・検討】 |
14 | Never Let Me Go 【レポートとフィードバック】 |
15 | これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める |
その他 | |
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教科書 | Kazuo Ishiguro, Never Let Me Go, Faber & Faber, 2011 |
参考書 | 参考資料については随時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(20%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(25%)、プレゼンテーション(25%) 授業中に配布される質問用紙には、発表者への評価、英語や作品解釈に関する質問などを記入する。これは受講者の予習の程度や内容理解の深度を図るもので、成績評価の方法の授業参画度に含まれる。 |
オフィスアワー | 月曜日または火曜日に7号館3階の教員研究室にて。 開講時に指示する連絡方法を通じて、事前にアポイントメントをとること。 |
備考 | 教室にただ存在するだけでは単位の取得は難しい。 教科書忘れ、授業中の携帯使用、5分以上の居眠り、他の受講者の迷惑になる私語などをおこなった学生は自動的に欠席扱いとなる(大学生なので本人に指摘はしない)。 |