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科目名 | 言語と文化3 | ||||
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教員名 | 向井 秀忠 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 「ことば」から読み解くイギリスの社会と文化:『マイ・フェア・レディー』と『英国王のスピーチ』 |
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授業のねらい・到達目標 | ミュージカル映画『マイ・フェア・レディー』は華やかなハリウッドを象徴するアメリカ的な作品のように思われているが、原作はG. バーナード・ショーによるイギリスの演劇『ピグマリオン』であり、作品には階級を上っていくために「ことば」を矯正するヒロインが描かれる。また、映画『英国王のスピーチ』には、「ことば」の矯正を試みる国王が登場する。本授業では、これらの2つの作品を通して、イギリスの社会においては「ことば」が重要であり、それがどのようにイギリスの社会を創っているのかについて探り、「言語と社会」の強い関係性について理解することを目標とする。 |
授業の方法 | 映画の比較だけでなく、いかに「ことば」が「文化」的なものであり、どのように「ことば」が「社会」を形成していくのかについて、映画で描かれる具体的な場面を参照しながら学んでいく。授業では、まずイギリスのヴィクトリア朝とエドワード朝の社会や文化の背景について学び、次に具体的な映画の場面を参照することで確認し、最後に、その他の事象について参考にしながら考えていくこととする。この授業は講義形式で行います。 |
履修条件 | 特になし。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 事前に示されるキーワードについては、授業に臨む前に各自で調べておくこと。また、授業時に指示された課題については、授業後に、各自でさらに調べること。 第1回 イギリスという国について 第2回 ヴィクトリア朝社会 第3回 イギリスの階級制度 第4回 イギリスにおける「ことば」 第5回 イギリスのマナー 第6回 イギリスの「ジェントルマン」 第7回 女性の自立と参政権運動 第8回 19世紀から20世紀の転換期のイギリス社会 第9回 エドワード朝のイギリス社会 第10回 イギリス王室と「ことば」 第11回 「メディア」と「ことば」 第12回 「教育」と「ことば」 第13回 「社会」と「ことば」 第14回 前期試験および振り返り 第15回 「ことば」の役割 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する) |
2 | ヴィクトリア朝のイギリス社会 |
3 | 『マイ・フェア・レディ』を観ながら考える(1)階級間の交流 |
4 | 『マイ・フェア・レディ』を観ながら考える(2)「ことば」を矯正する |
5 | 『マイ・フェア・レディ』を観ながら考える、(3)階級間のしきたりとマナー |
6 | 『マイ・フェア・レディ』を観ながら考える(4)「レディ」を創る |
7 | 『マイ・フェア・レディ』を観ながら考える(5)女性の自立と『人形の家』 |
8 | ヴィクトリア朝からエドワード朝へ:時代と価値観の変化について |
9 | エドワード朝のイギリス社会 |
10 | 『英国王のスピーチ』を観ながら考える(1)イギリスの王室(キングス・イングリッシュ)と「ことば」 |
11 | 『英国王のスピーチ』を観ながら考える(2)メディア(新聞からラジオへ)と「ことば」 |
12 | 『英国王のスピーチ』を観ながら考える(3)教育と「ことば」 |
13 | イギリスの社会における「ことば」 |
14 | 授業内試験と到達度の確認(解説を含む) |
15 | イギリスの社会における「ことば」総括 |
その他 | |
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教科書 | 必要に応じてプリントを配布します。 |
参考書 | 授業時に指示します。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、レポート(30%)、授業参画度(20%) 「レポート」はどちらかの映画について作成するレポートのこと(800字)。「試験」は第14回目の授業時に行う授業内試験のこと。「授業参画度」はテーマごとに行うレスポンスシートの内容。 |
オフィスアワー | 授業前後の休み時間。 |
備考 | テストは、自作のメモとノートのみ持ち込み可とします。 |