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科目名 | 高等教育論 | ||||
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教員名 | 間篠 剛留 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 本授業のテーマは、現代日本の高等教育に関する課題について、他国との比較や歴史的に遡ることを通して、検討することである。日本では1990年代以降、大学改革が急速に進められてきた。受講生の多くは、その結果としてある現在の大学の姿を当然のものとして受け止めているかもしれないが、その大学像は普遍的なものではない。現代日本の高等教育は様々な課題を抱えており、「大学とは何か、どうあるべきか」という議論は今も盛んにおこなわれている。本授業ではまず、そうした様々な課題の概要について学ぶ。そのうえで、その課題を検討するための歴史的なことがらや海外の事例、代表的な大学論などについて学んでいく。 |
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授業のねらい・到達目標 | 現代日本の高等教育に関する課題について、歴史的・制度的な観点から議論を行う基礎を身につけることをねらいとする。本授業の到達目標は、①高等教育や大学に関する現代的な課題のいくつかについてその概要を説明できるようになること、および、②歴史的なことがらや海外の事例、代表的な大学論・高等教育論を参照しながら、現代日本の大学(改革)について自らの考えを述べることができるようになること、の2点である。 |
授業の方法 | 講義が中心となるが、一方向的な講義だけで授業が終わるのではなく、学生同士や学生と教員の議論も取り入れる。また、毎回の授業で小レポートを課し、面白い意見等は次回の授業においてクラス全体で共有する。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 初回の授業を除き、事前学修課題として予習レポートを課す。また、毎回の授業終了後、まとめノートに当該授業の重要ポイントをまとめておくこと。なお、このまとめノートは成績評価に算入しないが、試験で持込を許可する。 |
授業計画 | |
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1 | はじめに―「大学とは何か」を考える― |
2 | 大学をめぐる現代的な諸課題 |
3 | 大学での学び |
4 | 高等教育と社会とのつながり |
5 | 大学教授職の使命 |
6 | 知と学問の関係 |
7 | 大学と学生 |
8 | 高等教育の質保証 |
9 | アメリカの高等教育 |
10 | 中世大学と近代大学 |
11 | 日本の近代化と大学 |
12 | 戦前の高等教育と戦後の民主化 |
13 | 大学の大衆化と大学紛争 |
14 | 大学改革の時代へ |
15 | おわりに―改めて「大学とは何か」を考える― |
その他 | |
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教科書 | なし。 |
参考書 | 吉見俊哉 『大学とは何か』 岩波書店 2011年 その他授業中に適宜提示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(44%)、予習レポート(28%)、授業内小レポート(28%) |
オフィスアワー | 火曜日4時限 間篠研究室 |