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自主創造の基礎2(2組)

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科目名 自主創造の基礎2(2組)
教員名 三平 正明
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ 具体的な問題に取り組むことによって、哲学を学習するための知識と技能を深める
授業のねらい・到達目標 この授業は、いわば「自主創造の基礎1」の応用編です。「基礎1」では、「文献を探し、正確に読み、新たな問題を発見し、その問題について考えたことを他者に分かりやすい文書にして表現する」技法を取り上げました。「基礎2」では、この技法を具体的な哲学の問題に対してどんどん使っていきます。こうした練習を積み重ねることによって、各人が技法にいっそう磨きをかけ、自分で見つけた哲学的問題にそれを使えるようにすることが授業の到達目標です。
授業の方法 授業は、基本的には「演習形式」で行います。
・『高校倫理からの哲学3 正義とは』を教科書として使用します。(高校で倫理を履修していなくても大丈夫です。この本から基礎知識を得ることができます。)
・履修者はいくつかのグループに分かれて、次の作業を行います。

(1) 教科書を読み、レジュメを作成する
(2) レジュメ発表後、みんなで討論し、さらに検討すべき課題を見つける
(3) 教科書以外の文献にあたったり、グループで議論を深めたりしながら、検討課題についてレポートを作成する
(4) レポート発表を行ってみんなで討論した後、各自がレポートの最終版を作成し、教員に提出する。

この作業を単元ごとに繰り返していきます。教科書を1冊終えることよりも、哲学学習の技能を身につけることが目標ですので、授業はゆっくりと進みます。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 教科書の単元は4つです。
1.すべての人にあてはまる倫理はあるのか―倫理とその普遍性―
2.隣人とどうつき合うのか―他者の正義との出会い―
3.〈正義〉はひとつか―勝者の正義・敗者の正義―
4.現代の正義論―正義は、社会で「正しい」と思われていることなのだろうか―

各単元について、事前学習と事後学習を行うことが大切です。
事前学習:教科書を読み、レジュメを各自が作成する。
     教科書以外の文献を探し、レポートを作成する
授業:グループとしてのレジュメ作成やレポート作成、および、その発表と討論
事後学習:最終レポートを作成する
授業計画
1 ガイダンス (授業のテーマや到達目標、および授業の方法について説明する)
2 教科書 第1単元「すべての人にあてはまる倫理はあるのか―倫理とその普遍性―」を題材にして、グループごとにレジュメ作成や討論を行う。
[準備]教科書1-22ページを読んで、レジュメを作成しておくこと。
3 教科書 第1単元「すべての人にあてはまる倫理はあるのか―倫理とその普遍性―」を題材にして、グループごとにレポート作成や討論を行う。
[準備]教科書23-54ページを読んでおくこと。みんなで決めた問題について簡単なレポートを作成しておくこと。
4 教科書 第1単元「すべての人にあてはまる倫理はあるのか―倫理とその普遍性―」を題材にして、グループごとにレポート発表や討論を行う。
[準備]関連文献を探して読み、レポートの内容を深めておくこと。
5 教科書 第2単元「隣人とどうつき合うのか―他者の正義との出会い―」を題材にして、グループごとにレジュメ作成や討論を行う。
[準備]教科書55-79ページを読んで、レジュメを作成しておくこと。
6 教科書 第2単元「隣人とどうつき合うのか―他者の正義との出会い―」を題材にして、グループごとにレポート発表や討論を行う。
[準備]教科書80-115ページを読んでおくこと。みんなで決めた問題について簡単なレポートを作成しておくこと。
7 教科書 第2単元「隣人とどうつき合うのか―他者の正義との出会い―」を題材にして、グループごとにレポート発表や討論を行う。
[準備]関連文献を探して読み、レポートの内容を深めておくこと。
8 教科書 第3単元「〈正義〉はひとつか―勝者の正義・敗者の正義―」を題材にして、グループごとにレジュメ作成や討論を行う。
[準備]教科書117-145ページを読んで、レジュメを作成しておくこと。
9 教科書 第3単元「〈正義〉はひとつか―勝者の正義・敗者の正義―」を題材にして、グループごとにレポート作成や討論を行う。
[準備]教科書146-178ページを読んでおくこと。みんなで決めた問題について簡単なレポートを作成しておくこと。
10 教科書 第3単元「〈正義〉はひとつか―勝者の正義・敗者の正義―」を題材にして、グループごとにレポート発表や討論を行う。
[準備]関連文献を探して読み、レポートの内容を深めておくこと。
11 教科書 第4単元「現代の正義論―正義は、社会で「正しい」と思われていることなのだろうか―」を題材にして、グループごとにレジュメ作成や討論を行う。
[準備]教科書179-191ページを読んで、レジュメを作成しておくこと。
12 教科書 第4単元「現代の正義論―正義は、社会で「正しい」と思われていることなのだろうか―」を題材にして、グループごとにレポート作成や討論を行う。
[準備]関連文献を探して読んでおくこと。みんなで決めた問題について簡単なレポートを作成しておくこと。
13 教科書 第4単元「現代の正義論―正義は、社会で「正しい」と思われていることなのだろうか―」を題材にして、グループごとにレポート発表や討論を行う。
[準備]関連文献を探して読み、レポートの内容を深めておくこと。
14 キャリア形成について考える1(卒業生の話を聞く1)
15 キャリア形成について考える2(卒業生の話を聞く2)
その他
教科書 直江清隆、越智貢 『正義とは (高校倫理からの哲学3)』 岩波書店 2012年
参考書 直江清隆、越智貢 『生きるとは (高校倫理からの哲学1)』 岩波書店 2012年
直江清隆、越智貢 『知るとは (高校倫理からの哲学2)』 岩波書店 2012年
直江清隆、越智貢 『自由とは (高校倫理からの哲学4)』 岩波書店 2012年
直江清隆、越智貢 『災害に向きあう (高校倫理からの哲学 別巻)』 岩波書店 2012年
教科書と同じシリーズ「高校倫理からの哲学」の残り4巻分を、参考書として挙げておきました。時間のあるときに、読んで考えてみましょう。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(20%)、諸課題(30%)
オフィスアワー 随時受け付けます。sanpei★chs.nihon-u.ac.jpに(★を@に変換して)メールしてください。火、木、金にもらえれば早く対応できます。
備考 本講義では,学部間横断ワークショップ(ワールド・カフェ(10月14日(日))を実施します。
(ただし,荒天等により10月21日(日)に延期することがあります。)
学生ごとに受講する会場・日時等が異なりますので,詳細は授業開始時に連絡します。

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