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平成28年度以降入学者 | 社会学演習2 | ||||
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教員名 | 松橋 達矢 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | 「グローバル化と食」から社会を考える:グローバリゼーションの歴史社会学一歩前 |
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授業のねらい・到達目標 | 近年、社会という不可視な存在に接近するのに際し、「モノ(thing/object)」「 物 質 性(materiality)」といった、私たちと社会をつなぐ媒介として機能する可視的な対象へと改めて注目が集まっています。 本演習では、私たちの身近な営みである「食」ないし「食べ物」を経由しながら、<ヒト-モノ-コト-場所>の連なりからなる私たちが生きる社会のありようを、社会変動、とりわけ「グローバリゼーション」の視点から読み解いていくことを通じ、ローカル、ナショナル、グローバルなものの相互依存が拡大する現代日本社会の特質に接近する作法を身につけるとともに、グローバル時代にふさわしい社会学的想像力を磨く事を目的としています。 |
授業の方法 | 教員による基本事項のレクチャーに加え、4つの「食」を入り口とした、文献購読+発表+グループワークを行います。 |
履修条件 | セレクションを通過した学生 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 対象は「食」ですが、あくまで「食」を係留点として国家や都市、エスニシティ、環境、インフラ(交通/情報等)など多様な領域や「モノ」のつながりが、いかにしてグローバル化する社会という不可視なものにリアリティをもたらすかという点を考えることが重要ですので、テレビのニュースや新聞、街の風景や日々の買い物先など、至る所で顕在的ないし潜在的に存在するグローバリゼーションの痕跡を探るべく、常にアンテナを張りめぐらせておくことを望みます。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス――後期スケジュールの確認(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する) |
2 | あなたが「食」を選ぶ基準は?(1)――ブランド・ショッピング空間・広告という魔術(レジュメを基にした報告&議論) |
3 | あなたが「食」を選ぶ基準は?(2)――ブランド・ショッピング空間・広告という魔術(「子ども時代の思い出の品」をテーマに「ノスタルジー」について課題&議論) |
4 | あなたが「食」を選ぶ基準は?(3)――ブランド・ショッピング空間・広告という魔術(「コンビニ」をテーマに商品選択の仕掛けについて考えるグループワーク&議論) |
5 | 体にいいけどおいしくない?(1)――「栄養」に分解される「食」と「健康」神話(レジュメを基にした報告&議論) |
6 | 体にいいけどおいしくない?(2)――「栄養」に分解される「食」と「健康」神話(CMに映り込む「食と健康」のかかわりを考える課題&議論) |
7 | 「グルメ」というドラマはどのように成立するか(1)――スペクタクルと現実のあいだ(レジュメを基にした報告&議論) |
8 | 「グルメ」というドラマはどのように成立するか(2)――スペクタクルと現実のあいだ(「フード・ポルノ」「飯テロ」の諸側面について議論) |
9 | 「グルメ」というドラマはどのように成立するか(3)――スペクタクルと現実のあいだ(舞台装置としての飲食店と学生アルバイトの立ち位置について議論) |
10 | あなたが「食」を選ぶ基準は?(4)――多様なアイデンティティをめぐる分断とゆらぎ(レジュメを基にした報告&議論) |
11 | あなたが「食」を選ぶ基準は?(5)――多様なアイデンティティをめぐる分断とゆらぎ(ジモト飯とソウルフード/ラーメンはグローバルか?/ジャンクフードとマクロビのあいだ/いずれかのテーマのグループワーク&議論) |
12 | 身近な「食」から私たちの社会を考える(1):企画コンペ |
13 | 身近な「食」から私たちの社会を考える(2):プレゼン準備のためのグループワーク |
14 | 第2回目から第13回目までの講義内容について質疑応答を行う。 |
15 | 身近な「食」から私たちの社会を考える(3):最終プレゼン&総括 |
その他 | |
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教科書 | 授業開講時に指示します。 |
参考書 | 授業内で適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業貢献度(70%) |
オフィスアワー | 授業開講時に指示します。 |