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平成28年度以降入学者 | 社会学特殊講義3 | ||||
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平成27年度以前入学者 | 社会学特殊講義Ⅲ | ||||
教員名 | 祐成 保志 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 住居の社会学 |
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授業のねらい・到達目標 | 住居は人間にとって最も身近で、安心と安全を与える場所です。しかしながら、あるいは、だからこそ、住居には社会が抱える矛盾が凝縮されたかたちで映し出されます。この授業は、(1)居住を社会現象としてとらえ、(2)住宅問題を社会問題として理解し、(3)社会制度の設計として住居を構想するための視点と方法を獲得することを目標とします。 |
授業の方法 | 米国では人種問題やコミュニティ開発、欧州諸国では社会政策や福祉制度と結びつきながら、住宅研究は社会科学の重要な一角を占めてきました。近年、都市空間の再構築や福祉国家の変容の鍵を握る要素として、住居の学際的な研究が活発化しつつあります。住宅研究が社会科学というより工学の分野で発展してきた日本でも、社会学の強みを生かした研究が求められています。この授業では、住居を社会学の立場から分析する際の論点と課題、方法と知見について考察します。授業の後半では、受講者が、それぞれの関心に沿って住居について考えたことや調べたことを報告し、議論する機会を設けたいと考えています。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業は配布資料をもとに進めます。適切にファイリングし、読み返せるようにしてください。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する) |
2 |
住居の文化社会学(1)日常生活の物質文化 [準備]第1回に配付した資料を読み、復習しておくこと |
3 |
住居の文化社会学(2)交渉過程としての住居 [準備]第2回までに配付した資料を読み、復習しておくこと |
4 |
住居の歴史社会学(1)文化生活と住宅改良 [準備]第3回までに配付した資料を読み、復習しておくこと |
5 |
住居の歴史社会学(2)都市計画と社会事業 [準備]第4回までに配付した資料を読み、復習しておくこと |
6 |
住居の歴史社会学(3)産業化と商品化 [準備]第5回までに配付した資料を読み、復習しておくこと |
7 |
住居の歴史社会学(4)過剰と欠如 [準備]第6回までに配付した資料を読み、復習しておくこと |
8 |
前半のまとめとディスカッション [準備]第7回までに配付した資料を読み、質問を考えておくこと |
9 |
住居の社会学の焦点(1)レジーム [準備]第8回までに配付した資料を読み、復習しておくこと |
10 |
住居の社会学の焦点(2)メディア [準備]第9回までに配付した資料を読み、復習しておくこと |
11 |
住居の社会学の焦点(3)支援 [準備]第10回までに配付した資料を読み、復習しておくこと |
12 |
中間レポートにもとづく報告会 [準備]自分の中間レポートを読み返しておくこと |
13 |
授業のまとめとディスカッション [準備]第12回までに配布した資料を読み、質問を考えておくこと |
14 |
第2回目から第13回目までの講義内容について質疑応答を行う。 [準備]参考書の指定箇所を読んでおくこと |
15 | 授業内試験と振り返り |
その他 | |
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参考書 | 祐成保志 『〈住宅〉の歴史社会学』 新曜社 2008年 ジム・ケメニー(祐成保志訳) 『ハウジングと福祉国家』 新曜社 2014年 スチュアート・ロー(祐成保志訳) 『イギリスはいかにして持ち家社会となったか』 ミネルヴァ書房 2017年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(10%)、授業貢献度(10%) 中間レポート未提出、または、授業内テスト未受験の場合は、成績評価の対象外とします。 |
オフィスアワー | 授業内で配布するコメントカードに記入・提出してください。次回授業時に回答します。 |