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科目名 | 社会福祉歴史応用研究 | ||||
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教員名 | 今泉 礼右 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 戦後における社会福祉の展開と福祉構造の在り方を知る |
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授業のねらい・到達目標 | 今日の社会福祉を理解するためには歴史的視点を避けては通れない。社会福祉的な活動はすでに近代以前に行われていた。しかし、社会福祉という名前で呼ばれる活動は近代以降に始まったものである。明治維新という大変革によって、わが国は近代社会へのスタートを切った。さまざまな紆余曲折を経ながら日本は高度な経済成長を遂げていく。こうした流れのなかでわが国は社会福祉や社会保障の諸制度を生み出し、充実させていった。 元来、社会福祉は、他者愛という愛他行為に基礎を持つ。しかし今日、社会は急速に変化している。経済の高度成長は低成長へと移行し、人々の意識や価値観は大きく様変わりした。そして今や、人間的本質に関わるようなさまざまな課題が突きつけられてきている。政治と経済、そして人々の生活がミスマッチを起こしているのである。言うまでもなく、社会福祉は一定の歴史的生成と発展を経て存在する一つの社会制度である。今、福祉は大きく変わりつつある。現代を知ることは歴史を知ることである。そして今ほど歴史から学ばなければならない重要な時はないといえるのではないだろうか。 したがって社会福祉応用研究の授業では、社会福祉歴史基礎研究1の内容をベースとして、戦後の社会福祉から現代のグローバル時代における社会福祉までを幅広い視点で眺め、社会環境や人々の意識が変わることによって福祉構造がどのように変化し、人間の生活にいかなる影響を与えてきたかについて戦後史を通じて理解することを目的とする。 |
授業の方法 | 授業は、社会福祉歴史基礎研究1と同様に演習形式とし、しっかりとしたレジュメを作成し、それに基づいた学生自身の発表と、その内容についてのディスカッションを行うことによる学びとする |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 事前学修としては、レジュメの作成・発表原稿の準備等を行い、授業を終えた後は、ディスカッションの内容やコメント等を整理し、しっかりとした事後学修を行っておくこと |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス |
2 | 戦後における社会福祉の展開 |
3 | 戦後改革(戦後民主化)と社会・生活の変化 |
4 | 戦後における福祉の思想と実践活動 |
5 | 文献読解レポート発表1(戦後社会と社会保障等について) |
6 | 文献読解レポート発表2(高度経済成長期の社会と社会福祉等について) |
7 | 文献読解レポート発表3(福祉六法の成立と福祉元年等について) |
8 | 文献読解レポート発表4(高度経済成長の崩壊と福祉見直し論等について) |
9 | 文献読解レポート発表5(日本の社会福祉の転回) |
10 | 文献読解レポート発表6(少子高齢化時代の社会福祉等について) |
11 | 文献読解レポート発表7(臨調行革と日本型福祉社会論等について) |
12 | 文献読解レポート発表8(グローバル化時代の社会福祉等について) |
13 | 文献読解レポート発表9(平成の福祉改革と国民生活等について) |
14 | 文献読解レポート発表10(21世紀社会と福祉ビジョン等について) |
15 | まとめと総括 |
その他 | |
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教科書 | 特に指定した教科書は使用しない |
参考書 | 必要なものは授業の中で適宜指示する |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) |
オフィスアワー | 発表についてはしっかりとしたレジュメを作成すること |
備考 | 本館3階:今泉研究室 毎週月曜日と水曜日の昼休み及び放課後 |