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平成27年度以前入学者 | 社会変動の社会学1 | ||||
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教員名 | 松橋 達矢 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 「未来」とのかかわりから社会変動を考える |
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授業のねらい・到達目標 | 近代社会の成立とともに誕生した「近代の学」としての社会学が、前近代との比較のもとでその特質を解明するものである以上、すべからく社会変動の動因とその随伴的帰結の分析を当初から課題としてきた。本講義では、社会変動論における「いま・ここ」からみた「未来」との関係、とりわけ「未来を予測する」という特定の「歴史」の語り方を補助線に、社会、経済、政治、文化にわたる諸領域の構造的変化を広く対象とする社会変動論の考え方と、近代社会の構造的特質について理解することを目的としている。世界ないし社会システムの構造が揺らぎ、見通しにくく不透明さを増した現代社会の姿について、過去、そして未来との関係から自分なりに考察を深めていくことが最終的な目標となる。 |
授業の方法 | パワーポイントを用いての講義形式とBlackboardを活用したメディア授業形式で行う。なお授業では、各テーマに応じた写真や映像を用いるとともに、コメントシートなどを通じて可能な限り双方向的な遣り取りを心がける。 |
履修条件 | 特になし。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業計画は進行の度合いや内容の多寡によって前後することがある。 なお、高校の「世界史」「政治・経済」「現代社会」の教科書を事前に読んだ上で、新聞やニュース等に目を通しておくと、講義の理解を助ける。 |
授業計画 | |
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1 | イントロダクション:社会変動論は何を問題にしてきたか? |
2 | 「反現実」からみた「未来」(1):「予見」することと「構想」すること |
3 | 「反現実」としての「未来」(2):「社会進化」というアナロジー |
4 | 「反現実」としての「未来」(3):唯物史観という想像力が意味するもの |
5 | 「予測不能な変化の可能性」探求(1):「共同体」の希求と「希望」 |
6 | 「予測不能な変化の可能性」探求(2):「国家による暴力独占」がもたらすもの |
7 | 「予測不能な変化の可能性」探求(3):「大衆」という「逆説」がもたらすもの |
8 | 「予測不能な変化の可能性」探求(4):「資本主義」がみせる「夢」 |
9 | 「予測不能な変化の可能性」探求(5):「アメリカ」という「夢」―-「文化」と「産業」が結びつくとき |
10 | 「予測可能性」の罠(1):「革新」の精神と「テクノ・サイエンス」への信奉 |
11 | 「予測可能性」の罠(2):「未来学」という営みと「未来」を語ることの陥穽 |
12 | 「予測可能性」の罠(3):社会変動研究の隘路と「未来」の予測不可能性 |
13 | 「未来」を語ることの「不可能性」に抗する:「人工知能」が紡ぐ「未来」 |
14 | 第2回目から第13回目までの講義内容について質疑応答を行う。 |
15 | まとめ:「未来」とのかかわりから近代社会のありかたを考える |
その他 | |
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教科書 | 授業開講時に指示する。 |
参考書 | 授業中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(25%)、授業内テスト(50%)、授業貢献度(25%) 授業貢献度はコメントシートの内容、授業内課題への取り組みから評価する。 |
オフィスアワー | 授業時に指示する。 |