検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れて、検索してください。
科目名 | 宗教学特殊講義4 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 合田 秀行 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 仏教への心理学的アプローチ |
---|---|
授業のねらい・到達目標 | 約2500年の歴史を有する仏教という一大思想が、葬式などの宗教儀式のためだけにあるのではなく、開祖ゴータマ・ブッダ以来、人間の心をより深く洞察することを通して、身心の安寧、そして究極的には宗教的な目覚めを求める理論とその実践の体系であることを理解する。また、近年、欧米などにおいても、心理療法の一環として受容されている諸々の仏教的な瞑想のあり方についても基礎的知識を習得する。 |
授業の方法 | 担当者が作成したプリントを用いて、講義形式で進めます。映像資料を使用して、より理解を深めてもらいます。後半では簡単な瞑想の実習も試みます。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 事前にプリントを配布しますので、指示した次回の講義範囲をよく読んで講義に臨むこと。 |
授業計画 | |
---|---|
1 | ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び方法について説明する) |
2 |
仏教と西洋心理学との邂逅(1)ユングのチベット仏教理解 [準備]プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
3 |
仏教と西洋心理学との邂逅(2)鈴木大拙に見る禅と精神分析との対話 [準備]プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
4 |
仏教と西洋心理学との邂逅(3)ケン・ウイルバーにおける仏教の影響 [準備]プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
5 |
仏教と西洋心理学との邂逅(4)ダライ・ラマ14世による心理学との交流 [準備]プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
6 |
日本における仏教心理学の歴史 [準備]プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
7 |
原始仏教における心理学的傾向 悟り・四聖諦・縁起説 [準備]プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
8 |
アビダルマ仏教(倶舎論)に見られる心識説 五位七十五法 [準備]プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
9 |
唯識学派における心識説(1)八識説による仏教的深層心理学 [準備]プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
10 |
唯識学派における心識説(2)唯識観と修行階梯 [準備]プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
11 |
禅思想における心意識説 「十牛図」の意識変容論 [準備]プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
12 |
瞑想の理論と実践(1)禅宗における数息観と坐禅 映像資料鑑賞 [準備]プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
13 |
瞑想の理論と実践(2)近年紹介されている「マインドフルネス」瞑想とは 映像資料観照 [準備]プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
14 |
瞑想の理論と実践(3)上座部仏教におけるヴィパッサナー 映像資料鑑賞 [準備]プリントの該当箇所を読んでおくこと。 |
15 | まとめ(これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める)レポート提出 |
その他 | |
---|---|
教科書 | なし 担当者が作成したプリントを配布します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度(40%) 課題のレポートは、講義内容を十分に踏まえて作成すること。 |
オフィスアワー | 場所は、2号館12階の合田研究室。時間は、講義内で指示します。 |