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身体表現論

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科目名 身体表現論
教員名 高山 昇
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 日常生活における非言語表現
授業のねらい・到達目標 私たちのコミュニケーション活動は言語を中心に行われていますが、同時に表情や姿勢などの非言語表現も大きな役割を担っています。そのため、円滑なコミュニケーションや人間関係づくりのためには、非言語表現に関する理解とコントロールが欠かせません。この講座では日常生活における非言語表現をパフォーマンス学(日常生活における演技性)の見地から学びます。言語と非言語の関係性の理解と、場面に応じた役割の感知・振る舞いの習得を目的としています。
授業の方法 講義、演習、リフレクション(振り返り)を予定しています。講義ではパフォーマンス学、社会学、心理学などの先行研究に触れながら、各回の授業テーマについて概説を行います。また、講義内容を可能な限り実験的に検証するとともに、非言語表現のコントロールについても個別・具体的な考察を行います。その他、講義内容をテーマとした演習を実施します。演習では、様々なペアワーク、グループワークやアクティングアウト(特定の場面を演じ合ったり、観合ったりする活動)などを行います。授業と平行して、各回のリフレクション・シートと人物観察のレポートが課題となります。試験と解説は第13週目に授業内で実施します。第14週目には学内共通LMS(学習管理システム)のBlackboard等のメディアを利用して質疑応答等及びフィードバックを行います。
履修条件 履修条件はありません。ただし、受講希望者が140名を超えた場合は、第1回授業時に受講者の選抜を行います。総合教育科目という科目カテゴリーの性質上、選抜の優先順位は1年生、2年生、3年生、4年生の順とします。選抜が行われた場合、第2回授業以降の受講希望は受け付けられません。受講希望者は、必ず第1回の授業ガイダンス(授業テーマ、到達目標及び授業方法についての説明)に出席して下さい。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 受講前にシラバスを熟読して下さい。授業期間中は、毎回の授業の振り返りと次週授業の予習が授業時間外課題となります。リフレクションシートの作成と教科書指定範囲の熟読を怠らないようにして下さい。また、提出物は指定された期日を厳守して下さい。各回の講義内容に関する変更はありませんが、授業の進行状況によって前後することがあります。。演習については、授業の進行や受講者の興味・関心によって内容・方法を決定し、実施していきます。
授業計画
1 ガイダンス(授業テーマ、到達目標及び授業方法についての説明) 自分を演出するという考え方
[授業時間外課題] 受講前にシラバスを熟読しておく。
2 パフォーマンス学① パフォーマンス~日常生活における演技性
[授業時間外課題] 授業前に教科書1-4ページを熟読し、質問事項をまとめておく。授業後にリフレクションシートを作成する。
3 パフォーマンス学② パフォーマンス学の概念と構成~自己表現はトレーニングで上達する
[授業時間外課題] 授業前に教科書4-8ページを熟読し、質問事項をまとめておく。授業後にリフレクションシートを作成する。
4 自己開示と自己呈示① 自己の開示と呈示、その互恵性~意図的な自己表現と会話場面におけるプレッシャー
[授業時間外課題] 授業前に教科書9-15ページを熟読の上、ワークシート48,49ページを実施して質問事項をまとめておく。授業後にリフレクションシートを作成する。
5 自己開示と自己呈示② 自己監視と羞恥~場面に応じた行動をコントロールする
[授業時間外課題] 授業前に教科書15-22ページを熟読の上、ワークシート47,50ページを実施して質問事項をまとめておく。授業後にリフレクションシートを作成する。
6 自己開示と自己呈示③ ペルソナ論とアイデンティティー~社会的な自己を思考・制御する
[授業時間外課題] 授業前に教科書23ページを熟読し、質問事項をまとめておく。ワークシート52ページを記入して自己紹介の準備をしておく。授業後にリフレクションシートを作成する。
7 非言語表現① 言語と非言語~非言語が言語情報を誘導する
[授業時間外課題] 授業前に教科書24-26ページを熟読し、質問事項をまとめておく。授業後にリフレクションシートを作成する。
8 非言語表現② 顔~表情は世界の共通語か?
[授業時間外課題] 授業前に教科書27-29ページを熟読し、質問事項をまとめておく。授業後にリフレクションシートを作成する。
9 非言語表現③ 視線~アイコンタクトによって印象が形成される
[授業時間外課題] 授業前に教科書30-31ページを熟読し、質問事項をまとめておく。授業後にリフレクションシートを作成する。
10 非言語表現④ 凝視効果~見ること・見ないことによって、どのような感情が生まれるのか
[授業時間外課題] 授業前に教科書32ページを熟読し、質問事項をまとめておく。授業後にリフレクションシートを作成する。
11 非言語表現⑤ 対人距離~距離と位置が人間関係を構築する
[授業時間外課題] 授業前に教科書33-36ページを熟読し、質問事項をまとめておく。授業後にリフレクションシートを作成する。
12 非言語表現⑥ 身体~姿勢と動作が人間関係に与える影響とは
[授業時間外課題] 授業前に教科書37-40ページを熟読し、質問事項をまとめておく。授業後にリフレクションシートを作成する。
13 復習と解説① 授業内試験と解説
[授業時間外課題] 授業前に教科書1-40ページを再読し、各回のテーマについてまとめておく。
14 復習と解説② 人物観察シートの作成について、質疑応答等及びフィードバックを行う。
[授業時間外課題] 各自で人物観察を2回実施し、観察シートを作成する。また、教科書から個別の課題を設定し、重要事項について確認しておく。
15 復習と解説③ 講義内容のまとめと補足。各種演習の復習と解説。
[授業時間外課題] 授業前に教科書42-46ページを熟読し、質問事項をまとめておく。授業後は教科書、プリント、リフレクションシートを本講座のポートフォリオとして整理しておく。
その他
教科書 高山 昇 『身体表現論~ Let's performance』 作品舎 2013年 第1版
※ 教科書は講義、演習、試験で使用します。必ず購入し、第2回授業から持参してください。
参考書 齊藤 勇 『対人コミュニケーションの心理 (対人社会心理学 重要研究集3)』 誠信書房 1987年 第6版
リチャード・シェクナー 著 高橋雄一郎 訳 『パフォーマンス研究』 人文書院 1998年 第1版
E.ゴッフマン 著 石黒毅 訳 『行為と演技 日常生活における自己呈示 (ゴッフマンの社会学1)』 誠信書房 1989年 第7版
※ 購入すべき参考書はありません。必要に応じてプリントを配布します。
※『行為と演技』は既に絶版です。図書館などで検索して下さい。
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、リフレクションシート(35%)、人物観察シート(15%)
授業への取り組み状況やリフレクションシート、人物観察シート、筆記試験を総合し、6割以上を合格とします。授業や成績に関する不正行為には厳正に対処します。
オフィスアワー 質問等には授業前後、使用教室にて応じます。
備考 授業の開始時刻、提出物の期限を厳守して下さい。

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