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哲学概論１（哲学科及び哲学科再履修）

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科目名 哲学概論１（哲学科及び哲学科再履修）
教員名 古田　智久
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ 「哲学」の基本的な考え方を学習する
授業のねらい・到達目標 哲学の代表的な問題をいくつか考察してみることによって哲学独自の思考方法を理解し、その他の様々な哲学の問題についても、自力で考察できるようになることを目標とする。それにより、最終的に、履修者自らが自分自身の世界観、人生観を構築する手掛かりを得られるようになることを目指す。
また、この科目は教職課程「教科に関する科目」であるので、授業内容は、「哲学」という学問の「一般的包括的な内容を含むもの」となっている。具体的には、哲学の方法として、思弁的・形而上学的・アプリオリな方法から、実証的・科学的・アポステリオリな方法まで偏りなく取り上げ、また内容的には、狭義の「哲学」については、存在論、認識論、言語哲学、心の哲学、等々を全般的に取り上げ、狭義の哲学以外にも、道徳や藝術についても幅広く取り上げることになる。
授業の方法 授業の進め方であるが、まず教科書に記されている問題を正確に理解してもらうために講義形式の授業を行う。続いて、グループ討論を行う。講義の最後に課題を出すので、履修者は課題に解答し、次回の授業で提出する。次回の授業で何名かに課題について発表してもらう。以上を、教科書で説明されている問題ごとに繰り返す。
履修条件 哲学科の学生のみ履修を認める。（哲学科以外の学生の履修は認めない。）
事前学修・事後学修，授業計画コメント 教科書の一つの章が終わるごとに課題を出すので、レポートとして提出すること。
次回の授業で取り上げる章を読んでくること。合わせて、疑問点があれば、メモしておき授業で質問すること。
授業計画
1 授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する。
「学問」とは何か、「哲学」とは何か
2 他人の痛み
［準備］テキストの第５章を読んでくること。
3 ロボットに心はあるか
［準備］第２回の授業で指示した課題に解答し、テキストの第６章を読んでくること。
4 とりはずされた脳
［準備］第３回の授業で指示した課題に解答し、テキストの第２章を読んでくること。
5 意識という謎
［準備］第４回の授業で指示した課題に解答し、テキストの第３章を読んでくること。
6 人格の同一性
［準備］第５回の授業で指示した課題に解答し、テキストの第１８章を読んでくること。
7 人が人を罰することについて
［準備］第７回の授業で指示した課題に解答し、テキストの第１６章を読んでくること。
8 タイム・トラベル
［準備］第６回の授業で指示した課題に解答し、テキストの第１５章を読んでくること。
9 道徳について
［準備］第８回の授業で指示した課題に解答し、テキストの第１１章を読んでくること。
10 最大多数の最大幸福
［準備］第９回の授業で指示した課題に解答し、テキストの第１７章を読んでくること。
11 遺伝子操作
［準備］第１０回の授業で指示した課題に解答し、テキストの第８章を読んでくること。
12 藝術の定義
［準備］第１１回の授業で指示した課題に解答し、テキストの第１２章を読んでくること。
13 宇宙の始まり
［準備］第１２回の授業で指示した課題に解答し、テキストの第１章を読んでくること。
14 第２回目から第１３回目までの講義内容に関して、質疑応答及びフィードバックを行う。
［準備］第２回目から第１３回目までの講義内容を復習し、質問を考えておくこと。
15 これまでの復習・解説を行い、授業で取り上げた問題についてディスカッションを行う。
［準備］授業で取り上げた問題について、再度皆でディスカッションしたいテーマを考えてくること。
その他
教科書 スティーブン・ロー（中山元訳） 『考える力をつける哲学問題集 （ちくま学芸文庫）』 筑摩書房 2013年
参考書 授業中に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(80%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 火曜日5時限目終了後 2号館11階古田研究室

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