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東洋史研究実習1

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科目名 東洋史研究実習1
教員名 渡部 良子
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 西アジア史研究実践
授業のねらい・到達目標 【授業のねらい】
 本実習が対象とするのは、古代から近代にいたる西アジア史・イスラーム史の歴史研究です。西アジア(現代の中東・北アフリカ地域)の歴史研究は,7世紀の一神教イスラーム成立以前と以後で区分されることが多いですが,現在はイスラーム以前(古代末期)からイスラーム時代を政治・文化・社会的連続性の中にとらえていく研究が主流になりつつあります。本実習では,西アジア史,そしてイスラームの成立・発展以後にイスラームを受容したより広いユーラシアのイスラーム圏(中央アジア、南アジア、東南アジア)の歴史研究に必要な基礎知識・研究技術を、研究文献輪読、研究発表の実践を通し身につけていきます。
【到達目標】
(1)西アジアおよびイスラーム圏の歴史研究の基礎を学び、先行研究の探索法,英語の先行研究の読解、研究論文の読み方・まとめ方、事典など工具の使い方、レジュメの作り方など歴史研究上の必須技術を身につける。
(2)受講者各自が関心を持つ地域・時代の史料および研究方法を調べ、修得する。
授業の方法 1)英語研究文献輪読
 時代・地域を問わず、西アジア史・イスラーム史研究の主要文献は外国語文献です。本実習ではまず、西アジアの社会史・文化史に関する英語の研究論文を輪読します(課題論文は、第1回ガイダンス時に発表します)。
 まず,専門的な英語論文を読む準備として,日本語概説書・事典などで必要な基礎知識を調べ,関連する日本語論文を講読して,課題論文のテーマに関する基礎知識を身につけるとともに,文献検索法・工具の使用法,論文の読み方を確認します。
 輪読は,毎回1-2名の担当者を決めて行います。担当者は担当箇所の訳とまとめのレジュメを作成し、登場する語(人名・地名・術語など)や脚注の参考文献を適切な工具(事典、関連参考文献、研究文献データベース)を使って調べてきます。担当者による報告をもとに、全員で内容について議論し、理解を深めていきます。

2)史料研究(研究発表)
 歴史研究には、対象とする地域・時代の史料(一次史料)についての詳しい知識が必要です。実習の後半では、自分が関心を持つ、あるいは卒業論文で取り組みたい地域・時代・テーマの歴史研究はどのような史料に基づいて行われているかを調べ、発表してもらうことで,史料についての知識を深めます。研究・発表方法については、ガイダンス時に指示します。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 英語研究文献講読は、担当者以外の人も必ず予習してきてください(担当者による訳とまとめのチェックをやってもらいます)。
授業計画
1 ガイダンス(第2回以降のスケジュールは受講者人数により部分的に変更になる可能性があります)
2 英語研究文献輪読の準備:論文のテーマに関する基礎知識を知る(文献探索法・工具の使用法)
3 英語研究文献輪読の準備:関連の日本語論文を講読する(研究論文の読み方)
4 英語研究文献輪読(1)
5 英語研究文献輪読(2)
6 英語研究文献輪読(3)
7 英語研究文献輪読(4)
8 英語研究文献輪読(5)
9 英語研究文献輪読(6)
10 史料研究発表
11 史料研究発表
12 史料研究発表
13 史料研究発表
14 史料研究の方法
15 史料研究の方法/実習のまとめと補足
その他
教科書 英語研究文献輪読のテキストは、初回ガイダンス時に配布します。
参考書 実習時にその都度必要な参考文献を紹介します。
成績評価の方法及び基準 平常点(80%)、授業参画度(20%)
「平常点」英語研究文献輪読(1回以上)・史料研究発表(1回)の担当が必須です。
オフィスアワー 実習終了後、第4限の時間帯に質問に来て下さい。

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