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科目名 | 特殊研究ゼミナール2 | ||||
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教員名 | 紅野 謙介 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | 小説分析の方法 |
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授業のねらい・到達目標 | 近現代小説を徹底的に解読する。武田泰淳の戦後短篇と「ひかりごけ」そして泰淳の妻、武田百合子のエッセイ「ことばの食卓」に対象を定めて、小説を読み、研究するにはどのようなアプローチがあるのか。小説の内容や表現を細かく分解しながら、考察していく。研究方法を学ぶとともに、論文やレポートの書き方を学習する。 |
授業の方法 | 演習形式のゼミとする。3年生を中心に分担して発表を行う。発表に際しては必ず資料を作成し、どのような問題意識のもとでテーマ設定したかを明確にしながら、報告を行なう。毎回、4年生から司会、コメンテーターなどの役割を決めて議論が活発に展開できるようにする。学期末にはレポートを書く。 |
履修条件 | 受講を許可された3年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は、特殊研究ゼミナール1(前期)の第1回目の授業で申し出ること。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | この授業のねらいや進め方をめぐるガイダンスの後、発表の順序やテーマについて協議する。その後、2回目から発表に入る。担当は事前に連絡する。ゼミ卒論報告会への参加が必要となる。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する) |
2 | 武田泰淳・百合子について |
3 | 戦中戦後の文学状況を概観する |
4 | 「蝮のすゑ」について1:上海と代書屋 |
5 | 「蝮のすゑ」について2:引揚げとジェンダー |
6 | 「審判」について1:語りの構造 |
7 | 「審判」について2:記憶と倫理 |
8 | 「ひかりごけ」について1:錯綜するジャンル |
9 | 「ひかりごけ」について2:審級と問い直し |
10 | 「ひかりごけ」について3:人は何を「食べる」のか |
11 | 武田百合子「ことばの食卓」について1:エッセイの力、素材と文体 |
12 | 武田百合子「ことばの食卓」について2:ことばを食べる |
13 | 武田泰淳・百合子の戦後を考える |
14 | 戦後文学の視座のなかで捉え返す |
15 | これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める |
その他 | |
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教科書 | 武田泰淳 『ひかりごけ』 新潮文庫 「ひかりごけ」以外はプリントをpdfにして配布する。 |
参考書 | 武田泰淳 『蝮のすえ・「愛」のかたち (講談社文芸文庫)』 講談社 武田百合子 『ことばの食卓 (中公文庫)』 中央公論新社 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(40%)、レポート(40%)、授業参画度(20%) |
オフィスアワー | 授業終了後、研究室にて20分間。メールは、kohno★chs.nihon-u.ac.jp(★を@に変換してください)。 |