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科目名 平成28年度以降入学者 |
文化人類学 | ||||
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教員名 | 山本 質素 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2・3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 多様な文化を理解し、自文化を捉え直す |
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授業のねらい・到達目標 | 世界各地には多様な社会・文化が存在し、人々はそれぞれの社会の生活様式・価値観をもって暮らしている。講義では多様な文化を持つ人々が触れ合う現代社会の事例を取り上げ、異文化を理解することの意味を考え、自分化を捉え直す。文化人類学の視点・方法を学ぶことにより、人間が作り上げた文化の個別的側面と普遍的側面とを理解し、個別文化の価値を認識する力を養う。同時に、多様な生活様式・多様な価値観の接触から起こる現代の諸問題を捉え、解決へ導く基礎的な視点・考察力を身につけることを目標とする |
授業の方法 | 講義形式。授業中に質疑応答を行い、内容理解の程度を確認し、授業の展開を図る。学期末に理解度確認試験およびレポートを課す |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 身のまわりの生活事象と世界の出来事を関連させて捉える視点が重要。レポートはこの観点から出題するので、受講生には、現代の文化・民族に関する出来事に関心を向け、ニュース・新聞記事等を資料として蓄積しておくことを求める 事前学習:各回の「内容」に示した事柄について、各自考えをまとめる。具体的な題材については事前に周知する 事後学習:講義内で示した概念、用語について整理する |
授業計画 | |
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1 | 文化人類学の目的・視点・方法 ―文化とは何か―(「文化」の定義・意味・範囲) |
2 | 環境と文化1 ―動物の「文化」と人間の「文化」―(動物と文化、言語と文化) |
3 | 環境と文化2 ―環境と人間の文化の関係―(複数の文化・単数の文化) |
4 | 環境と文化3 ―学習・共有・伝承―(社会と文化) |
5 | 国際化の進展と異文化理解の道筋1 ―文化が多様な形で存在する意味― |
6 | 国際化の進展と異文化理解の道筋2 ―文化的背景の違いと文化の多様性―(「価値観」「生活様式」について) |
7 | 国際化の進展と異文化理解の道筋3 ―自文化中心主義と相対主義的文化観/文化の2つの側面― |
8 | 文化の個別性と普遍性1 ―文化を捉える姿勢・視点―(自文化・他文化・異文化/「野蛮」・「未開」・文明について) |
9 | 文化の個別性と普遍性2 ―生活文化を「全体観」から捉える― |
10 | 文化の個別性と普遍性3 ―文化化と自民族中心主義― |
11 | 多様な文化を理解する1 ―多様な価値観と多様な生活様式― |
12 | 多様な文化を理解する2 ―多様な環境と文化― |
13 |
多様な文化を理解する3 ―多様な経験・歴史と文化― 理解度確認試験 |
14 | 第2回目から第13回目までの講義内容について質疑応答を行う。 |
15 | レポート提出とまとめ ―自文化の相対化―(日本文化を基点に異文化を理解することの意味) |
その他 | |
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教科書 | 綾部恒雄編 『新編 人間の一生 ―文化人類学の視点』 アカデミア出版会 1985年 |
参考書 | 参考文献・資料は講義の進展にあわせて紹介する |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、レポート(30%)、授業貢献度(20%) 授業貢献度には、出席と質疑応答を含む |
オフィスアワー | 開講時に指示する |
備考 | なし |