民法１

授業テーマ	現代社会における民法（財産法）の基本的仕組み
授業のねらい・到達目標	民法は、市民社会における人対人の間に生ずる権利義務関係を規律する法であって、人の共同生活上のルールとなり、紛争解決のための規準となるものであり、日常生活において最も基本的かつ重要な法である。本講義では、民法典中総則・物権・債権を中心に、財産に関する法を解説する。
授業の方法	教科書・六法を中心に民法（財産法）の仕組みについて具体例を用いながら説明する。必要に応じて資料を配布する。授業内試験（小テストも含む）を数回実施し、時にはレポートを提出させ、理解度を確認する。
履修条件	なし
事前学修・事後学修，授業計画コメント	授業の最後に次回の予告をするので、教科書の該当部分を読んでおくこと。六法を持参し、該当する条文を確認すること。

授業計画
1	ガイダンス、民法の基本原理[準備]教科書2~23,30~32頁を読んでおくこと
2	権利の主体(1)―自然人[準備]教科書42~48頁を読んでおくこと
3	権利の主体(2)―法人、権利の客体―物（不動産と動産）[準備]教科書42,98~102頁を読んでおくこと
4	不動産（土地・建物）の対抗要件―登記[準備]教科書103~105頁を読んでおくこと
5	権利の変動(1)―公序良俗、意思表示[準備]教科書34~37頁を読んでおくこと
6	権利の変動(2)―意思表示[準備]教科書37~42頁を読んでおくこと
7	代理[準備]教科書52~60頁を読んでおくこと
8	時効[準備]教科書62~73頁を読んでおくこと
9	物権と債権―物権法定主義・債務不履行[準備]教科書27~30,76~94頁を読んでおくこと
10	所有権・抵当権[準備]教科書98~108頁を読んでおくこと
11	契約(1)―売買契約[準備]教科書76~84頁を読んでおくこと
12	契約(2)―金銭消費貸借契約、不法行為[準備]教科書110~113頁を読んでおくこと
13	理解度の確認と授業内試験
14	講義内容の整理と補足
15	これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める

その他
教科書	野村　豊弘『民事法入門』有斐閣『ポケット六法（平成30年版）』有斐閣 2018年
成績評価の方法及び基準	授業内テスト(60%)、授業参画度(40%)
オフィスアワー	本授業終了後、本館2階の講義室にて
備考	「法学」・「憲法」を履修していることが望ましい。六法を持参し、条文は必ず引いてみること。欠席しないこと。授業内の小テスト及び授業内試験は必ず受けること。配布した資料の予習・復習をすること。