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科目名 | 理論・学説名著講読2 | ||||
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教員名 | 渡辺 彰規 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | ギデンズとともに考える近代社会の本質 |
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授業のねらい・到達目標 | ギデンズ『近代とはいかなる時代か?』(1990)はイギリスの社会学者,A・ギデンズによる近代社会とはいかなる社会であるかについての連続講義をもとにしたエッセイ風の一冊です。したがって,ギデンズの著作の中では最もわかりやすいものとなっています。近代社会とはいかなる時代であるか,という問いこそが,各領域でさまざまに展開される諸研究としてある社会学を1つの学問領域として繋ぎ止めている最大の問いの一つであるとすれば,その点を主題として多くの理論的・経験的成果を盛り込みつつ,比較的薄く分かりやすい著作にまとめた本書を読むことには十分な意義があります。 本書を読むことをとおして,我々の生きている近代の特徴について考えを深めると同時に,優しく書かれた解説書ではない名著に慣れ親しむことで今後の研究に必須となってくるリテラシーを身に着けることが目指されます。 |
授業の方法 | 質疑応答からなる演習形式で行う予定です。 |
履修条件 | なし。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 必ず教科書を用意し、授業中に指定された講読個所を読んだ上で授業に出席して下さい。また,読んだ上で,分からないところ/面白いと思ったところを考えてきてください。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する) |
2 | 社会学とモダニティ |
3 | 安心と危険,信頼とリスク |
4 | 時間と空間の変容 |
5 | 脱埋め込み |
6 | モダニティの再帰性 |
7 | モダニティの制度特性 |
8 | グローバル化の分析 |
9 | 信頼論①顔の見える関係から専門家知識まで |
10 | 信頼論②存在論的安心 |
11 | 信頼論③親密性の変容 |
12 | 信頼論④リスクと危険 |
13 | 帰結:モダニティの徹底化 |
14 | 帰結:未来への方向づけ |
15 | これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める |
その他 | |
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教科書 | ギデンズ 『近代とはいかなる時代か?――モダニティの帰結』 而立書房 1993年 第1版 |
参考書 | 授業中に指示します。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(50%)、授業貢献度(50%) 該当箇所を毎回読んでくることは当然のこととして,質問者として議論のたたき台となりうる質問を積極的に行って授業に貢献することが求められます(授業参画度)。 |
オフィスアワー | 授業終了時 |