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科目名 | 歴史学1 | ||||
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教員名 | 髙草木 邦人 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | フランス近現代史からみた「自由」と「平等」と「排除」 |
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授業のねらい・到達目標 | 現在、私たちは様々な「自由」と「平等」を当たり前のように享受しています。たとえば、選挙権、生存権、無償義務教育、宗教の自由などがあり、これらは私たちの生活には不可欠なものばかりです。しかし、これらの「自由」や「平等」が実現したのは、それほど昔ではありません。これらの多くのものはフランス革命以降に実現したものであり、また、その実現のために、様々な対立、妥協、後退、蛇行などがあり、決して簡単に実現したわけではありませんでした。そこで、本講義では、これらの「自由」「平等」がどのように実現されたかを学修します。さらに、迫害・差別・偏見にも着目し、これらの「自由」や「平等」のために行われた様々な「排除」も学修していきます。これらの学修を通じて、受講生は「自由」「平等」の実現過程における複雑な歴史的経緯を知ることができ、さらに受講生自身が持つ「自由」「平等」の意味を改めて考えることができます。なお、到達目標については、成績評価のコメントを参照してください。 |
授業の方法 | 基本的に講義形式をとりがますが、必要に応じて映像教材・視聴覚資料も利用しながら、授業を行います。なお、受講者の人数とその理解度に応じて、下記の授業計画を若干変更することがあります。 |
履修条件 | 特になし。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 本講義が指定している教科書を事前学修用テキストとして利用します。授業の終わりに、次回の授業のために必要な知識が記述された個所を指定しますので、その個所を必ず読んで講義に参加してください。また、事後学修としては、授業の終わりに、授業で学修した事項に関連する復習用の配布しますので、学習した事柄について自分の意見・主張を考えておいてください。 |
授業計画 | |
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1 |
◆ガイダンス 本講義の進め方や評価の方法について説明します。 【事前学修】事前学修用テキストを通読しておくこと 【事後学修】配布プリントを復習しておくこと |
2 |
◆だれが税金を払うべきか フランス革命前夜のフランス社会の矛盾を学びます 【事前学修】事前学修用テキストの指定個所を読んでおくこと 【事後学修】復習用プリントで学修した内容を復習しておくこと |
3 |
◆お金よりも大切なもの フランス革命期の民主主義政策について学びます 【事前学修】事前学修用テキストの指定個所を読んでおくこと 【事後学修】復習用プリントで学修した内容を復習しておくこと |
4 |
◆信じることの自由と他人 フランス革命期の宗教政策について学びます 【事前学修】事前学修用テキストの指定個所を読んでおくこと 【事後学修】復習用プリントで学修した内容を復習しておくこと |
5 |
◆奴隷を解放する理由 フランス革命とハイチ革命の関係について学びます 【事前学修】事前学修用テキストの指定個所を読んでおくこと 【事後学修】復習用プリントで学修した内容を復習しておくこと |
6 |
◆世界初の男子普通選挙 1848年革命までの選挙権をめぐる議論について学びます 【事前学修】事前学修用テキストの指定個所を読んでおくこと 【事後学修】復習用プリントで学修した内容を復習しておくこと |
7 |
◆国民が選んだ独裁者 フランス第二帝政の誕生について学びます 【事前学修】事前学修用テキストの指定個所を読んでおくこと 【事後学修】復習用プリントで学修した内容を復習しておくこと |
8 |
◆除け者にされた婦人たち 婦人参政権の歴史について学びます 【事前学修】事前学修用テキストの指定個所を読んでおくこと 【事後学修】復習用プリントで学修した内容を復習しておくこと |
9 |
◆小学校が無料になるまで 無償義務教育の実現過程について学びます 【事前学修】事前学修用テキストの指定個所を読んでおくこと 【事後学修】復習用プリントで学修した内容を復習しておくこと |
10 |
◆労働者が求めた理想社会 資本主義社会における労働者の権利・保障について学びます 【事前学修】事前学修用テキストの指定個所を読んでおくこと 【事後学修】復習用プリントで学修した内容を復習しておくこと |
11 |
◆「フランス人」になること 第三共和政期の移民問題と国籍取得について学びます 【事前学修】事前学修用テキストの指定個所を読んでおくこと 【事後学修】復習用プリントで学修した内容を復習しておくこと |
12 |
◆市民になれない人々 西欧列強による植民地支配について学びます 【事前学修】事前学修用テキストの指定個所を読んでおくこと 【事後学修】復習用プリントで学修した内容を復習しておくこと |
13 |
◆近現代ヨーロッパにおける「自由」「平等」と「排除」 「自由」「平等」と「排除」をキーワードにしてヨーロッパの歴史を概観します。 【事前学修】事前学修用テキストの指定個所を読んでおくこと 【事後学修】復習用プリントで学修した内容を復習しておくこと |
14 |
◆授業内テストと解説 理解度の確認を行います。 【事前学修】事前学修用テキス、および配布プリントを復習しておくこと 【事後学修】事前学修用テキス、および配布プリントを復習しておくこと |
15 |
◆本講義のまとめ 本講義の総括と補足を行います。 【事前学修】事前学修用テキス、および配布プリントを復習しておくこと 【事後学修】事前学修用テキス、および配布プリントを復習しておくこと |
その他 | |
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教科書 | 木畑洋一ほか 『新版 世界史A(世A312)』 実教出版 2017年 第改定版 本テキストは、事前授業用のテキストです。講義の前に、指定個所を読んでくるようにしてください。なお、講義では、プリントを配布します。 |
参考書 | 適宜、授業で紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(70%)、レポート(30%) 以下の3点に着目し、その到達度によって成績を評価します。 (1)各回の授業のポイントを正確に理解しているか。 (2)「自由」「平等」の獲得、およびその際に生じた「排除」について歴史的に説明することができるか。 (3)歴史的経緯を踏まえて、「自由」「平等」について、自分の考えを明確に表明できるか。 なお、2回程度、小レポートを行う予定です。 |
オフィスアワー | 授業終了後に受け付けます。 |