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健康・スポーツ実践1~12(卓球)

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科目名 健康・スポーツ実践1~12(卓球)
教員名 葛西 順一
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 半期 履修区分 選択
授業テーマ 卓球の面白さを理解し、相手を尊重して、連続的に続くラリーを楽しみ、コミュニケーションを図りましょう。
卓球は、頭が良くなるスポーツ、生涯にわたって楽しめるスポーツであるといわれます。それは何故でしょうか。その理由は、常にボールが1秒簡の間に飛んでくること、打たなければなりません。空振りしてもよいのです。ボールが来たら打ちます。打たざるを得ません。速いボールが来たからと言って、速いボールが体や頭にぶつかっても、怪我をすることはありません。野球やバレーボールでは、速いボールが来たら怪我をする可能性もあります。怖くてまともに打てないということはありません。怪我がないから、安心して打てるのです。だから、打つのが楽しいのです。
授業のねらい・到達目標 連続的にラリーを続ける技術力を養うとともに、ラリーを続けるためのポイントである以下の項目、「打球感覚」,「リズム感覚」,「スポーツビジョンの能力(後天的なトレーニング効果が期待できます)」,「巧緻性」を並行して高めることを目標とします。結果として、50本の連続ラリーが続くように練習を続けるのです。相手を尊重しながら打つことで、丁寧なボールさばきとなります。相手に優しい、相手に打ちやすいボールを打とうと努力することは、気配りです。初心者の人は、最初はミスばかりです。ミスが多く、相手に悪いと思い、手がすくみます。だから、練習が億劫になるのです。初心者の方は、可能な限り、上級者の人と練習をすえRば、必ずうまくなります。打ってあげる人が指導者であれば、もっと良いでしょう。
授業の方法 授業の受講学生が全員交替で練習ができるようにする。総あたりの練習となる。一人一人が使用するラケット(約180g)とボール(約2g)に個体差はないが、打球されるボールの質(回転・コース・タイミング)等は正に千差万別である。この打球感覚が鈍い人もいるが、時間をかけて練習を積めば、次第に出来るようになる。異なる種類のボールを打つことによって、頭が活性化される。動きも次第に良くなる。ダブルスになれば、シングルスより動く距離が大きくなるので、運動量も次第に増えることになり、立派な有酸素運動となり、知らず知らずのうちに、体力が増す、持久力が増すということにつながる訳です。、
履修条件 特にありません。しかしながら、相手を尊重する精神を持ち合わせていることが条件です。相手を尊重しない人は、技術が上達しません。何故ならば、スポーツは相手を必要とし、相手がいるからこそ、練習やゲームが成立します。上手くなるために自分一人で練習しようとしてもなかなか上手くなりません。先達の知識や経験が基になって、正しい知識や理論が構築されてきたわけです。立派な教科書やビデオが出来上がっているのも、多くの方々の努力の結晶です。その意味で、相手を尊重し、仲間を大切にし、指導者の教えをまず聞くことが大切です。一人では技術は上達しません。相手を尊重し、上手い人に教えてもらい、初心者に教えてあげて、みんなで上手くなる、このような気持ちで授業を気持ちよく楽しく進めていきましょう。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 卓球のコマーシャルやテレビで中継されるゲーム、新聞との報道にも関心をもちましょう。卓球の専門雑誌、書籍、最近は、ユーチューブにも卓球の動画がたくさんアップされています。卓球のプレーを眺めているだけで、出来るような気になってきます。やれるような気になってきます。自分が上手くなったような気がしてくるから不思議です。このような効果があるので、上手い人のプレーを見ることはとても大切です。卓球のプレーを見ておけば、基本的なルールをきちんと学ばなくとも、大体でもわかるはずです。サービスの出し方、レシーブの仕方、技術はたくさんあること、結構ボールが早いこと、結構、動きが張愛こと、そのようなイメージを事前につかんでおいて、授業できとんとした正しい知識を得ることで、体系立てて卓球を知ることができます。
授業計画
1 最初はオリエンテーションです。しっかりと聞きましょう。授業の進め方。授業で準備するもの。成績評価法。合宿や試合の届け出について。遅刻や欠席の扱い方。卓球の歴史、グリップについてしっかりと学ぶ。
2 打球感覚を覚える:第1回目。1.ボールをラケットにのせてボール突き。2.向かい合い相手と羽根つき。3.ネット際打球練習、4.コートから離れて羽根つき。台上でラリー。バック対バックでラリー練習を行う。
3 打球感覚を覚える:第2回目。1.相手とボール突き。2.向かい合いの羽根つき。3.バック対バック。
4.フォア対フォア。5.ボール当て練習(相手を総当たりで変える)を行う。
4 自己紹介練習:第1回。バック対バックでラリーを続けながら、自己紹介を行う。学部・学年・男女・年齢・趣味・出身校・主義・信条を問わず自分自身をPRする。フォア対フォアでも行う。ボール当て練習も行う。
5 自己紹介練習:第2回。バック対バックでラリーを続けながら、自己紹介を行う。学部・学年・男女・年齢・趣味・出身校・主義・信条を問わず自分自身をPRする。ボール当て練習も行う。
6 同時打球練習:第1回。2人がボールをもって、同じタイミングで「せーの」と声をかける。同時に、2人がその合図でサービスを出す。ボールがネット越えで相手の頭の高さまでボールを弾ませる。ボール当て練習を行う。
7 同時打球練習:第1回。2人がボールをもって、同じタイミングで「せーの」と声をかける。同時に、2人がその合図でサービスを出す。ボールがネット越えで相手の頭の高さまでボールを弾ませる。ボール当て練習を行う。
8 サービスの練習:第1回。オープンハンドサービス。第1バウンドを自領コートに弾ませ、第2バウンドを相手コートに弾ませる。ボールのどの部分を当てるかを意識させる。たたく場合と擦る場合の2つの方法を学ぶ。
9 サービスの練習:第2回。第1バウンドを自領コートに弾ませ、第2バウンドを相手コートに弾ませる。ボールのどの部分を当てるかを意識させる。下回転をかけ、床でボールを戻すことを意識した練習を行う。
10 レシーブ練習:第1回。ボールに上回転をかける一人練習。自分に戻ってくるよう、ボールを台上で転がし、エンドライン際で落ちる際に、コートの縁にあてたラケットを上方に擦り上げる。最も効果的な練習である。
11 レシーブ練習:第2回。ボールに上回転をかける一人練習。自分に戻ってくるよう、ボールを台上で転がし、エンドライン際で落ちる際に、コートの縁にあてたラケットを上方に擦り上げる。最も効果的な練習である。
12 シングルスのゲーム:第1回。サービスは1本交替で5点先取法。サービスが2本交替で7点先取法。サービス2本交替で11点先取法を行う。4人の総当たり。7人の総当たり戦を行う。
13 シングルスのゲーム:第2回。サービスは1本交替で5点先取法。サービスが2本交替で7点先取法。サービス2本交替で11点先取法を行う。4人の総当たり。7人の総当たり戦を行う。
14 50本往復ラリーテスト。2人組み、ノーミス連続ラリー。ミスで最初から行う。2人が心を合わせ、タイミングを合わせ、リズムを合わせればきっとラリーは続きます。ネットイン・エッジボールは除外する。
15 団体戦を行う。シングルス4試合、ダブルス1試合。3点先取法。①A対X、②B対Y、③ダブルス、④A対Y、⑤B対X。
スコア表を用意し、記入させる。試合結果を正式な形式で提出する。
その他
成績評価の方法及び基準 試験(30%)、レポート(20%)、授業参画度(50%)
授業の参画度で50点、加えてレポート(20点)+実技テストの50回連続ノーミス(30点)の合計点で評価する。
オフィスアワー 月曜日の午前8時半~12時10分までをオフィスアワーとする。

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