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卒業論文研究ゼミ1

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科目名 卒業論文研究ゼミ1
教員名 閑田 朋子
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ イギリス文学の多くの作品に親しみ、4年時の卒論作成に向けて考えをまとめていく
授業のねらい・到達目標 卒業論文で扱う作品を決めることを目標として、イギリス文学の多くの作品を読み、これはという作家・作品を見つけ出します。同時に、作品のテーマや登場人物の性格、プロットやストーリー、文体や作家、作品の時代背景など、文学を読むうえで着目する基本的な概念を学びます。
授業の方法 最初は、イギリス文学の概論書から読み始めます。特定の時代やジャンルに興味を絞ることができたら、その分野の作品を、各自が最低でも一カ月に一作は読みます(ただし作品数は、テクストの長さによります)。次に学生はお互いに、読んだ作品のあらすじやその魅力を紹介しあいます。そして特に感銘を受けた場面や疑問を持った場面については、原作の英文を引用して、内容だけではなく文体についても各自の考えをグループ内で説明し、レポートを提出します。もし他の学生に紹介された作品で興味を持った作品があれば、次にその作品を読んでもよいですし、自身の読書計画に沿って、次の作品を選んでもかまいません。学生には文学作品を楽しんで読み進める自主性が求められます。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 図書館に頻繁に通い、たくさんの本を読むことになります。単に読むだけでなく、あらすじを人に説明できるようにまとめ、事前に出した課題について考えてきてください。授業中にグループ内でその課題について説明して、事後にレポートにまとめて提出します。
授業計画
1 授業の方法や事前・事後学修などについての説明と、図書館の使い方。
2 興味を持てる分野、感情移入できそうな登場人物:授業で、なぜその作品を選んだのか、今のところどの登場人物になぜ感情移入して作品を読み進んでいるのか、説明できるようにしてきましょう。
3 <その登場人物はどのような性格なのか>:ある登場人物の外見や言動、行動の動機から読み取れる性格、語り手や本人または他の登場人物が語るその登場人物の性格について、注目して作品を読んできましょう。
4 <発表>:一人または2-3人の登場人物に焦点を絞り、その性格分析を発表できるようにしてきましょう。また、選んだ作品から一ページくらい原作の引用を行い、文体の特徴について説明してください。
5 <作品の中の人間関係と人格形成-構造主義と交流分析>:次の作品を読み始めるにあたり、登場人物間の人間関係に注目する方法を紹介します。●第一回レポート提出
6 <作品の中の人間関係と人格形成-実践>:授業で、なぜその作品を選んだのか、この週までに読み進んだところまでの登場人物間の人間関係(家族、友人、隣人などとの人間関係)がどのようなものか、説明できるようにしてきましょう。
7 <作品の中の人間関係と人格形成-実践>:授業で、なぜその作品を選んだのか、この週までに読み進んだところまでの登場人物間の人間関係がどのようなものか、説明できるようにしてきましょう。
8 <発表>:登場人物の間の人間関係や、ある特定の登場人物がなぜそのような性格になったのか、発表できるようにしてきてください。また、選んだ作品から一ページくらい原作の引用を行い、文体の特徴について説明してください。
9 <作品の舞台はいつ、どこで、どのような社会・自然描写がされているのか>次の作品を読み始めるにあたり、作品の舞台に注目する方法を紹介します。●第二回レポート提出
10 <作品の舞台はいつ、どこで、どのような社会・自然描写がされているのか―実践>:授業で、なぜその作品を選んだのか、この週までに読み進んだところまでの作品の舞台がどのようなものなのか(時代、場所、どのような社会階級・階層など。より詳しくは、どの程度の範囲の地域を扱い、登場人物が住む家のインテリアや土地柄がどのようなものなのかなど)か、説明できるようにしてきましょう
11 <作品の舞台はいつ、どこで、どのような社会・自然描写がされているのか―実践>:授業で、なぜその作品を選んだのか、この週までに読み進んだところまでの作品の舞台がどのようなものなのか(時代、場所、どのような社会階級・階層など。より詳しくは、どの程度の範囲の地域を扱い、登場人物が住む家のインテリアや土地柄がどのようなものなのかなど)か、説明できるようにしてきましょう
12 <発表>:作品の舞台が物語にどのような影響を与えているか、またはなぜその舞台でなければならないのか、発表できるようにしてきてください。また、選んだ作品から一ページくらい原作の引用を行い、文体の特徴について説明してください。
13 <作者と作品の関係を考える>:次の作品を読み始めるにあたり、作品と作者の関係に注目する方法を紹介します。●第三回レポート提出
14 <作者と作品の関係を考える―実践>:授業で、その作品の作家がどのような時代に、どのような家族(場所・階級)に生まれ、どのような人生を歩み、どのような考え方や性格をした人なのか、説明できるようにしてきてください。
15 <作者と作品の関係を考える―実践>:授業で、その作品の作家がどのような時代に、どのような家族(場所・階級)に生まれ、どのような人生を歩み、どのような考え方や性格をした人なのか、説明できるようにしてきてください。
その他
教科書 清宮倫子・清宮協子 『よくわかるイギリスの文学』 南雲堂
参考書 授業中に随時、紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
オフィスアワー 初回の授業で指示する。

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