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科目名 | 倫理学演習3 | ||||
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教員名 | 嘉吉 純夫 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 倫理学の開拓者アリストテレスの『ニコマコス倫理学』を講読・考究する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 倫理学における古典中の古典と言うべきアリストテレスの『ニコマコス倫理学』を丹念に読み、そこに説かれている倫理思想を、現代に生きるわれわれの立場から再評価することが本演習のねらいである。そして、その作業を通して、参加者一人ひとりが倫理的な諸問題に関する自分なりの見識を確立できるようになること、それこそが本演習の最終的な到達目標である。必要に応じて、最新の邦訳やアリストテレスの別の著作である『エウデモス倫理学』を参照しながら授業を進める。 |
授業の方法 | 輪読に基づき、各章において参加者一人ひとりが意見を出し合って討議・考究するという形式で進める。 |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 事前学修としては、各回ごとに割り当てられたテキストの個所をあらかじめ通読し、自分なりの意見の表明や問題提起ができるように準備することが要求される。事後学修としては、毎回読了・考究した個所について、あらためて省察し、自分なりの解釈や見解をまとめておくことが要求される。 |
授業計画 | |
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1 | アリストテレスとテキストについての説明、授業に関するガイダンス |
2 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(1) 第1巻第1章〜第3章 (序)善について |
3 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(2) 第1巻第4章〜第5章 最高善について |
4 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(3) 第1巻第6章〜第8章 幸福について |
5 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(4) 第1巻第9章〜第10章 幸福の規定に ついて |
6 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(5) 第1巻第11章〜第13章 幸福の性質について |
7 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(6) 第2巻第1章〜第3章 倫理的な徳について |
8 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(7) 第2巻第4章〜第6章 ヘクシス(状態と)行為について |
9 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(8) 第2巻第7章〜第9章 中庸について |
10 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(9) 第3巻第1章〜第5章 選択について |
11 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(10) 第3巻第6章〜第9章 勇気について |
12 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(11) 第3巻第10章〜第12章 節制について |
13 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(12) 第4巻第1章〜第2章 寛厚と豪華について |
14 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(13) 第4巻第3章〜第8章 教示と穏和他について (レポート課題の提示) |
15 |
これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。 レポートの提出 |
その他 | |
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教科書 | アリストテレス(高田三郎訳) 『ニコマコス倫理学上・下 (岩波文庫)』 岩波書店 2003年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(100%) 授業に対する参加姿勢(主体性、積極性、レポート内容)を基準に評価する。 |
オフィスアワー | 授業終了時。 |