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科目名 | 倫理学演習4 | ||||
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教員名 | 嘉吉 純夫 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 倫理学の開拓者アリストテレスの『ニコマコス倫理学』を講読・考究する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 倫理学における古典中の古典と言うべきアリストテレスの『ニコマコス倫理学』を丹念に読み、そこに説かれている倫理思想を、現代に生きるわれわれの立場から再評価することが本演習のねらいである。そして、その作業を通して、参加者一人ひとりが倫理的な諸問題に関する自分なりの見識を確立できるようになること、それこそが本演習の最終的な到達目標である。必要に応じて、最新の邦訳やアリストテレスの別の著作である『エウデモス倫理学』を参照しながら授業を進める。 |
授業の方法 | 輪読に基づき、各章において参加者一人ひとりが意見を出し合って討議・考究するという形式で進める。 |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 事前学修としては、各回ごとに割り当てられたテキストの個所をあらかじめ通読し、自分なりの意見の表明や問題提起ができるように準備することが要求される。事後学修としては、毎回読了・考究した個所について、あらためて省察し、自分なりの解釈や見解をまとめておくことが要求される。 |
授業計画 | |
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1 | テキストについての説明、授業に関するガイダンス |
2 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(1) 第8巻第1章〜第2章 愛について |
3 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(2) 第8巻第3章〜第6章 愛の種類について |
4 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(3) 第8巻第7章〜第9章 愛と正義について |
5 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(4) 第8巻第10章〜第12章 血族間の愛に ついて |
6 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(5) 第8巻第13章〜第14章 愛に関する苦情 について |
7 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(6) 第9巻第1章〜第2章 父子間の愛について |
8 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(7) 第9巻第3章〜第4章 愛の断絶について |
9 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(8) 第9巻第5章〜第6章 愛の好意について |
10 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(9) 第9巻第7章〜第8章 自己愛について |
11 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(10) 第9巻第9章〜第10章 友について |
12 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(1) 第9巻第10章〜第13章 順境と逆境について |
13 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(12) 第10巻第6章〜第7章 幸福について |
14 | テキスト『ニコマコス倫理学』の講読と考究(13) 第10巻第8章〜第9章 よき活動について (レポート課題の提示) |
15 |
これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。 レポートの提出 |
その他 | |
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教科書 | アリストテレス(高田三郎訳) 『ニコマコス倫理学上・下 (岩波文庫)』 岩波書店 2003年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(100%) 授業に対する参加姿勢(主体性、積極性、レポート内容)を基準に評価する。 |
オフィスアワー | 授業終了時。 |